クレモナ カルテット

スカラ座初日

 毎年12月7日:ミラノの聖人・聖アンブロージュの日にスカラ座は初日を迎えます。この日の演目はバーレンボイム指揮 ワーグナーの「ワルキューレ」、ミラノなのにヴェルディじゃないの?と思うのですが、だいたい初日はシリアスな内容のものでワーグナーもよく登場します。一足先この夏からデジタル放送が始まり国営のRAIも3局だったのが10局に増え、RAI5でスカラ座初日を実況中継で放送してくれました。夕方5時から夜10時までの長丁場ですが仕事が終わった8時から見ました。スカラ初日は音楽ファンの為にあるというよりは、もっと奥深いイタリアの社会構造の象徴しているように感じました。まずイタリア大統領は観劇に来ることにはじまり各界の著名人有名人がVIPの社交場として利用し、豪華に着飾ってやって来ます。(裏番組「Prima della Scara」では、オペラの内容はそっちのけで、おしゃれ番組としてスカラのVIPの服装チェックのトークが繰り広げられていました。イタリアはモードの国なのでみなさん辛口です)そして若者の就職難が深刻化している中、大学生のデモ隊がスカラの前で抗議運動を起こし警察と衝突。寒いミラノの熱い一日になりました。
翌日8日はイタリアの祝日で、久しぶりにミラノへショッピングに出掛けました。
ガレリアの中もクリスマスの飾りつけです。ドゥオモからスカラ座広場まで周囲1kmはすごい人ごみです。

ナビリオのあたりはまだ人が少なくのんびりと散策を楽しめます。こちらもクリスマスのライトアップで幻想的な雰囲気に。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事