その一つ一つの小さな工夫が大きな結果につながったと思います。
表板の厚み・バスバーの位置や長さ・駒の高さ・魂柱の太さ等々、楽器の仕組みを理解した上でないと決してできなかった冒険でした。
イタリアでプロの方にお願いして試奏していただきましたが、「言うことなし!パーフェクト!!」
とのこと特に低音の残響が心地よいです。ホッと一安心。
したのも束の間、ヴィオラが入るケースがない。。。
楽器を大きな布袋に入れリボーニのケース屋さんまで行きました。
ご主人のマウリッツィオさんが、楽器のアウトラインをとり、ピッタリサイズのケースを作ってくれることになりました。
外装はブラック、内装はボルドーのペイズリー柄です。(中敷きも揃いです)
オプションで温度計や湿度計もつけれるし、取っ手も選べます。車移動でなく電車移動する場合の利便性も考えて縦にした時に置けるように足もつけてもらいました。また楽器を置いた時に家具に傷をつけたり、不安定になるのを防ぐために金具類はすべて横についています。リュックにもなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0c/25/41fa522d4901221fe41222da6315b043_s.jpg)
さてヴィオラに付ける付属品ですが、私の最近のお気に入りはイタリア製のボガロ&クレメンテです。特にビオラの顎当ては表板のアウトラインに合わせて作ってもらいます。それだけではなく、高さや彫りの深さもクライアントの希望を伝えて、ぴったりフィットするまで何度も作り直してもらいます。
そしてテルピースは、4つともアジャスターを取りつけてもすっきりしている見た目の良さ!!44cmにもなるとやはりペグだけではなくチェロのように4つともにアジャスターがあるほうが何かと便利です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/7a/0f08901fbb0dfdba1aadb4383e5a3f46_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/76/2ca97fc8ba4d00867d5a1a8cec5c4db6_s.jpg)
全身全霊を込めて作った楽器、装いもとびっきりおしゃれにしました。