櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

weekend夜想

2008-03-30 | ダンスノート(からだ、くらし)
土曜日はなぜか充実している。その週にあった出来事を反芻しながら疲れが癒えてゆく。一週間。7つの気分。物心ついて以来、螺旋のようにめぐっている。リズムが崩れると、どうも自分らしさが失われてしまう気がする。どんよりと。
7つの曜日は、7つの扉とも言えるし、7段階の呼吸とも言える。歌の音階みたいだ。虹の色みたいでもある。月火水木金土日、星めぐりの気分か。ともかく、7つの色に営みを区切る習慣は、鮮やかになるほど、楽しい。今日はあの人と会える曜日。今日はあの仕事。学びの曜日。遊びの曜日。今日は・・・。
身につけるものや味わうものも変わる、変える。踊りも、曜日のメリハリを大事にするようになって、カラーが鮮やかになった。クラスを主宰するようになって10年あまりだが、これも生活にサイクルを生む。教える側にも教わる側にも、リズミカルな出会いが保証されるというのはクラスならではの付き合いだ。ここで「出会い、つながり」ながらリズムを生み出してゆく。音楽のように。(カラダの歌、ダンスだ・・・)出会いや再会が骨身にしみて、いつしか自分の踊りにも力のある色やリズムが生まれてきた。個性というやつだろうか。考えるだけではどうにもならぬ力が、サイクルの波のなかで、螺旋を描きながら、確かに育ってゆく。
季節や暦もふくめ、生をある時間構造にリズム化しながら営んでゆくというのは、やはり人の智恵なのだろう。さて夜半を過ぎた。今日は日曜日、自分のための日だ。さて、どんな扉を開こうか・・・。
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