「オバケなまこ」と「ハチミツ」
公設市場の2階にあるシ-フ-ドレストランに
一緒に行こうと友人が誘ってくれた。
そこでメニュ-と一緒に出されたパンが
一切れの「オバケなまこ」だった。
ホールの担当者に、どこから買っているのかと尋ねた。
「階下(公設市場)のパン屋さんから、、」だと言う。
翌朝、パン屋さんに直行。
店頭に目をやると、でっかいパンでいっぱい。
一本は長さが1メートル弱 、重さはなんと2,25 Kg。
形が「オバケなまこ」そのもの。
幾重にも、積み上げられ、その数には度肝を抜かれた。
田舎パン(パン・ドウ・カンパ-ニュ)だ。
好みに合わせてスライスしてくれる。
素朴で、表面には粉がまぶされ、焦げ色がつき茶褐色だ。
香ばしく、テクスチャ-(繊維質)の食感がとてもいい。
何回か通っているうちに、販売担当のお姉さん
(といっても60歳は過ぎている?)と、親しくなり、
ある日、日本のお土産を、そっと手渡した。
それから少したったある日の事、
市場に行くと今度は、お姉さんが
ハチミツの小瓶セットをお返しとばかりに
プレゼントしてくれた。バカンス先の郷土土産。
これも素朴な味の「ハチミツ」
(ミエル・ド゙ウ・カンパ-ニュ)だった。
「カンパ-ニュ」という響きは
子供の頃に思い切り駆け巡って遊んだ野山
の香りと味がする。
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