Watch paper 2020年

時計知識、技術

4月29日 ETAにまつわるエトセトラ

2020-04-29 18:54:27 | コラム 小論文
次の質問せり。「時計ムーブメント」この言の葉よりおもひよそふるは何か?
「今年はETA問題」
「作れるは残り1社なのか」
「さ言はばこれを止むと機能は落つ」

こは機械式時計の話なりけり…


上記傘下にしかETA社ムーブメントは手入れれず

供給無くならば、腕時計なほ値上りし、手届かずなる。

時計は値上がりする危機
…何故かかる事になりきや

1990年代はスイスの時計の約90%が、ETA製ムーブメントを搭載せり…
ETA社は傘下後、選択を迫られし
…傘下以外に供給することを停止せよ
傘下にした”スウォッチグループ”の言の葉なり…

困ったね…

ETA社には下請け工場1社ありき。
下請け工場セリタ社が独自にムーブメントを発表せり。
…ここに頼らざるを得ぬブランド多し。

遅れていまソプロード社が開発に乗り出だす。
ソプロードがセリタ社に続きて、自動巻きエボーシュを発表す。

2020年ETAはムーブメントをむげに供給停止す

ETA社が出来ぬのなら…
セリタ社・ソプロード社にうつろひゆき、値上がりはせぬ道開かれき。
 ムーブメントは質も向上しつつある

2020年問題、最大のムーブメント製造ETAは、いよいよ時計業界最大手の”スウォッチグループ”ばかりのものになるなり。

こは機械式時計の話なり…



言葉の持つ音の響きやリズムを楽しんだ表現で時計を音調に書いたものである。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!

次回『あ行  エコ・ドライブ』
登場語録…時計