松山城本丸周辺遺跡発掘調査・第２４日め

こんばんは　弥栄さまです
祭りのあとのしずけさ…　みたいな感じが漂ってるような気がしてます。
西条や新居浜を代表とするものすごい祭りはこれからですね。菊間のお供馬もこれからです。

さて、本日は、第３調査区がますます深さを増して、すごいことになりました。
どこまでも江戸時代の土塁が続いているのです。その端っこにたどりつきたいのに、なかなか…　見えてきません。

これがいちばん深いところ。下の茶色の土が土塁が築かれたときの地表とみています。
周囲の黒い土は、戦時中に焼けたお城の建築材を廃棄したと思われるものの堆積物です。


縦位置で見たようす。


第３調査区のようす。こんもりした部分が当初は古墳ではないかとみていましたが、江戸時代に築かれた土塁であったようです。
すごい高さの土塁だと思います。作られた目的は、やはり城郭の守護でしょうが、イマイチぴんとはきません。


最初に深堀したトレンチのようす。


これからトレンチの断面の土層図を描いていきます。

第２調査区は、半分の調査が終わり、そこを埋め戻して反対側の部分のトレンチを抜き始めました。


ところで、今日も高校生の修学旅行と思われる一行が本丸をバックに集合写真を撮っていたり、小学生の子どもたちが遠足で来ていたりと、本丸はにぎやかでした。秋たけなわですね。

今朝は時間的に余裕があったので、古町口からの道をゆっくりと登りました。あいかわらずドングリがたくさん落ちています。一晩のうちに落ちたんですね。なにやらキノコもありました。食べれそうな感じ。