ヒロシマ 70年目

今年は終戦70年。

ヒロシマとナガサキに原爆が投下され、
日本が太平洋戦争で敗戦してから70年です。

節目の年として
メディアにも取り上げられることが多いとはいえ、
"そのこと"があった事実には
何ら変わりはありません。

そして年を経るごとに、
風化されてしまうのでは、という危惧は
募っていくのでした。

戦争の犠牲、原爆の犠牲というのは
自然災害とは同列に語れないかもしれませんが、
空襲や原爆、震災で焼野原となった地域があること、
津波で町が消えてしまった地域があること、
台風被害、土砂災害で、街並みが一変した地域があること、
どれも
日本人として忘れてはいけないことです。


今年も、この日がやってきました。
８月６日。
あの日、戦時下とはいえ、
普通に生活をしていた人たちの運命を変えた日。

生き残ることができた方々の苦しみ。

忘れてはいけません。




またまた数年前に撮った写真からですが。


そういえば平和記念資料館も
改築がされており、
展示内容も若干変更となるようです。

こんな展示は、まだあるのでしょうか。

原爆投下前後の中島地区の模型です。
奥に広島県産業奨励館（当初は広島県物産陳列館）の
ドームのある建物が見えます。

これが投下後には…。


来年春には、平和記念資料館の改築も終わるそうなので、
ぜひ広島を訪れたいものです。

娘が小学校の修学旅行で広島に行った際、
展示を見て「グロい」などと言っていたので、
その言い方に違和感がありましたが、
それはともかく、
そんな状態になってしまった人たちがいたんだ、
そんな状態の町になってしまったところがあるんだ、ってこと、
そして、戦争が起きれば、
自分たちがそうなるかもしれないんだ、ってこと
それだけは覚えておかねばなりません。

そっか、息子も６年生の来年は広島に行くのかな。
やっぱりオレも何度目かの広島に行きたいな。


今年、朝日新聞のデジタルサイトに
こんなパノラマ映像が掲載されていました。

いつまで見ることができるのか不明ですけども。

被爆４日後のヒロシマ

何十枚かの写真をつなぎあわせて
パノラマ映像に加工されたようですが、
写真そのものも含め、
とても貴重な記録です。

昭和20年８月６日。

そっか、ワタシらが大正時代がピンとこないのと同様に
今の子たちは、昭和のことなんて、大昔なのかもなあ…。