なじみ？の喫茶店 -清荒神グース-

いつものように、
子供たちと宝塚中央図書館に行って、
「ひさしぶりに紅茶とケーキしようか」
と歩いていたら…。


娘が、
「あれ？“グース”ないよ」
「えっ？うそ」と俺。


ここは、阪急・清荒神（きよしこうじん）駅前。
　


いつも（と言ってもそんなに頻繁ではない）、
子供を連れて訪れていた喫茶店「グース」が
きれいサッパリなくなっていた…。


ほんと、もぬけの殻状態で空店舗に。



思えば、以前この近くに住んでいたときから、
休みの日に、たまにお茶しに寄っていたし。

少し離れたところに引越してからは、
「図書館に行く」という口実で、
子供との憩いのひとときを過ごすのに
使わせてもらっていた。


この店で娘は、
　お金を払って、
　お釣りをもらって、
　お店の人に「ごちそうさま」と
　言えるようになり、
　ケーキをきれいに食べられるようになり、
何より
　「お父さんと喫茶店に行く」ことを
　楽しみにしてくれるようになった、
そんな、ある意味で想い出深い店だったのだ。


そのお店のご近所の方のブログには、
オーナーの体調が良くないとも書かれていたが、
偶然、１２月から行っていなかったので、
多分あったと思われる事前の案内も目にすることなく
閉店から約1ケ月も経ってから知ったというわけだ。

　



「時代が変わる」ってほど大げさではないが、
すごく寂しく、閉店の日に行けなかったことなど
悔しい気持ちもある。


これから、図書館に行ったあと、子供と
ゆっくりお茶しながらコミュニケーション
とる場所がなくなってしまった。


でも、長い間ありがとうございました。


写真は森信雄さん撮影の在りし日のグースです。
写真の二次使用を快くご承諾いただきました。
ありがとうございます。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。