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応援の作法?

2011-05-12 22:40:03 | 日々のあれこれ

今年になってからも、
息子と何度か行っている
サッカー観戦。


そこで判ったことなのですが、
息子は、
“ヤジ”が大キライなようです。


もちろん、息子だけでなく、
私も“ヤジ”は大キライなのですが…。



昨日のどしゃ降りの試合のことです。

息子の斜め後ろの席で、
小学生くらいの子供二人が、
 「何やってんだー」
とか、
 「こっち空いてるだろー」
 「こっちに出せー」
とか、
大きな声で叫んでいました。


息子は、
イヤそうな顔で
 「うるさいなあ」
と私に告げます。

この「うるさいなあ」は、
“声がうるさい”という意味ではありません。
“イヤなかけ声だなあ”
という意味です。


もちろん、いろいろな応援のしかたや
声援があるとは思います。


でも、
選手の動きが
自分の思ったとおりでない時、
さらに、
選手がミス(?)をした時、
それを責めるようなヤジを飛ばして
何になるでしょう。

しかも、
ただの観客ですから、それがミスなのか、
作戦なのか解るはずもありません。


私は、
以前にブログにも似たようなことを
書いたことがあるのですが(→他人の行動を悪く言わない?…こと)、
人の起こした行動の結果を、
責めたり、悪く言うことは嫌いなのです。


それは、
子供の運動でも、
スポーツを観戦していても、
テレビを見ていても、
同じです。

だから、
発する言葉は、
 「よしッ!」
とか、
 「いいぞーッ」
 「行けーッ」
とかが多いはずです。

選手が失敗した場合に、
 「あー(惜しい)」
とか、
 「やっちゃったなー」
とため息まじりに言うことはあっても、
 「バカヤロー」
とか、
 「へたくそー」
なんて微塵も思いません。

 「○○ーッ」
と、選手の名前を呼ぶことはあっても、
 「○○、何やってんだ、コラ!」
みたいな言葉は言語道断です。


実際に真剣に行動(プレイ)している人に対して、
そして、その行動の結果がミスだったとしても、
責めても仕方ないと思うのです。

ましてや、
ファンとして応援にきているなら尚更です。


そんな話をすると、
 「金払って見にきているんだから」
と主張する方も多いと思います。
それも仰るとおりです。

でも、お金を払って来場して、
選手をけなし、
まるでストレス発散の場に
しているかのようで、
その主張には、
とうてい同調できません。


以前の観戦の時にも
同じようなことがあったので、
昨日も帰りの自動車の中で、
息子と話しました。

やっぱり息子は、
 「人をけなすのはキライだ」
と言っていました。


と書いてきて、
ふと思ったのは、
子供の頃に、
親が“ヤジる”タイプのひとだった場合、
そういったことを学習してしまうのではないか、と。


たとえば、
A選手が近くでフリーのB選手にパスを出さない場合。
 「B選手に出せばよかったのに」
と残念な言い方をするのと、
 「何でBにパスしねえんだよ!」
というような怒った言い方の違いが
大人にもあると思います。

きっと、
子供は親のそういった言い方を
学習してしまうのです。

“ヤジる”ことが、さも応援のように学習してしまうと、
“三つ子の魂百まで”と言うように
子供は素直に覚えてしまいます。


きっとウチの息子も
私の言い方に良くも悪くも
影響されているのでしょうね。

でも、私も聖人君子ではないので、
いくら気をつけていても、
きっと自分では知らずに
子供に悪影響を及ぼしていることも
多いとは思います。
アブネエ、アブネエ。

私も言動や行動には気をつけなければ。

そろそろ息子も、
自分なりの意見を持ち始めてますから(^_^;)


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