最近の読書法…
いやいや、
“本との出会い方”は…。
書店で文庫の新刊を眺め、
たまに手にとって、
さわりを少し読んだりします。
そこで、
続きを読んでみたいものを
覚えておいて、
いつも出かける図書館のサイトで
検索し、予約をするのです。
文庫化された本は、
たいていの場合、
単行本の出版から
数年経っているので、
図書館にも単行本の所蔵が
ある場合が多いです。
この本も、
そんなふうに
書店で見かけてから、
図書館で借りたものでした。
タイトルのイメージでは、
何だか小難しいような話かな、という
印象もあったのですが、
案外とサラッと読んでしまいました。
あらすじを書くのは
何だか難しいので、
一言で表すなら、
「ていねいに一生懸命に生きること」
が主たるテーマのような気がしました。
読後に振り返ると
いくつか「うーん」と、
気になる部分もあるし、
物語の終わり方が
唐突な終わり方にも思えたりもします。
でも、
例えば年長者の言葉の重みであったり、
コツコツと真面目に生きることであったり、
誠実に生きることで、
いつか必ず自分に報いがあったり。
突き詰めると、
正しい生き方とは?
を語っているようにも思えました。
ま、
これは、今、自分の周りに
自分を正しく導いてくれるような
年長者がいないということも
多分に影響して
そんなふうに感じたのかもしれませんが。
宮本輝さんの作品は
初めて読みました。
いつかまた
偶然を必然と感じられるような
別の作品との出会いも
あるといいな、と感じました。
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