消息

以前、このブログにも
何となく書いたかもしれませんが、
あらためて書きます。

ちょうど５年前。

当時在籍していた会社が
倒産しました…(-_-;)


そう、もう５年も経ちましたねえ（しみじみ）。

それでも、その１１月中旬までは
残務整理などで、
ちょこちょこと会社には
出向いていましたが。


その直後はさすがに
　「これからどうしよう」
と悲観していましたし、
１年ほどは、
ブログも書けませんでした。


そして、それから５年です。
いったい充実しているのでしょうか？

残念ですが、
そうは言えません。


もちろん、
その会社がベストだったのかと言えば、
必ずしもそうではないでしょう。
ビジネスマンが抱える不満というのは、
多かれ少なかれ、
慢性的にあると思うのです。

それでも“充実度”はありました。
充実＝忙しさでもありましたが、
自分たちで切り拓いていけるフィールド、
そんなものがあったように思えるのです。
（ま、今だから良く思えるのかも…ですケド）

倒産しちゃっちゃあ、“無”ですがね(^_^;)



その後、
なかなか自分自身の仕事も
充実することなく、
（決して当時と比較するわけではなく
自分自身が活かしきれていないジレンマです）
なかなか当時の仲間と
笑顔で逢うこともできず…
う～ん、
そこだけは、いまだに悶々としています。



でも、
当時の仲間の消息は
気になります。

特に同年代の連中。


みんな、頑張っているかな？
ってな具合です。



これまた、
以前このブログにも書いたのですが、
その時代の仲間だけでなく、
旧来の友人、
そして、もうつきあいのない友人たちを
インターネットで検索してみることがあります。


そんなふうにして一人。
その倒産した会社時代の同僚が、
新しい職場で
頑張っているのを見つけました。

ある「介護付有料老人ホーム」の
防災センター長をしていました。
写真付の新任挨拶に
フルネームが載っていたので、
検索にヒットしたのでしょうね。

　「おー懐かしい！」
と思うと同時に、
　「良い職場であるといいね」
と思いました。



今さらではありますが、
会社が倒産して消滅してしまうこと、
それは、社員にとっては、
　「会社、あぶねえンじゃねえ？」
と思っていたとしても
突然訪れるものです。

まあ、その会社は
　「ヤバそう」
と思っていても
何度か持ち直していたものですから、
余計に
　「今度も何とかなるだろう」
と楽観的になっていたのも事実です。

そして、ズバリ！
いきなり給与がもらえなくなるのですよ。

転職の準備だとか、
生活のやりくりだとか、
途方に暮れます…。
事実、途方に暮れました(T_T)

平日の真っ昼間、
ハローワークに行くだけの日々、とかね。


３０代前半までの世代だと、
まだ新しい道の選択肢があって、
やり直しも効くでしょうけど、
私らから上の世代、
40代後半以降になると、
ホントに職業が選べませんね。


ま、
こんなネガティブな話、
書き出すとキリがないので、
やめておきますが、
そんなこんなで、
同じ世代のヤツを見つけたとき、
　「写真付で挨拶なんかしてやがる」
と思いつつ、
嬉しかったですねえ。
ホント、懐かしかったなあ。


同僚や後輩、取引先の人、
他部署であっても理解し合えた上司、
ようやく、
逢いたいな、
と思えるまで吹っ切れてきました。

でも、やっぱり、
　「今、俺はこんな仕事してんだ」
と胸を張れるようになりたい…。


イジイジしながらも
頑張らねば、と思う今日この頃でした。