息子の図書館利用券

サッカーの朝練習のあとは、
たいてい図書館に寄ります。

私が通勤途中に読む本を借りたり、
返したりするためなのですが、
あまり本を読む習慣のない息子には
実は、つまらなかったようです。

お姉ちゃんは、
小さい頃、そんな私につきあって
図書館に行くうちに、
本を読む楽しさを知っていき、
ヒマさえあれば、本やマンガを読む
女の子になっていきましたが。


さて、そんな息子にも
最近、好きな本ができました。

本…いやいや、
はっきり言ってマンガです。

大雪師走さんの
「ハムスターの研究レポート」シリーズ。

最近は、
やれ
　「犬飼いたい」とか、
　「猫飼いたい」とか
切ない願いを口にしますが、
ハムスターでもいいようです(^_^;)

ま、そんな思いもあって、
このマンガに描かれている、
ハムスターの可愛さに惹かれたようです。


で、今日も図書館に寄った際、
そんな息子の要望も聞き、
「ハム研」も借りようとしましたが、
私の利用券では、
もう借りることのできる限度の
10冊を越えていて、借りられません。

ですので、貸し出しの係りの方が、
　「もう一枚、利用券ありませんか？」
とわざわざ言ってくれました。

ところが、
あまり読書熱のない息子には
まだ利用券を作っていませんでしたので、
　「ないんですよ」
と伝えたら、
息子に
　「利用券作ったら？」
と言ってくれました。

そうか、その手があったか、と
早速申し込みをし、
利用券を発行してもらったのです。


驚いたことに、
息子はとっても嬉しかったようで、
　「今度から必ず持ってこよう」
とか、
　「家に帰ったらハム研を予約しておこう」
などと言い、
家に帰るまでの車の中でも
この利用券をとっても大事そうに
眺めていました(*^_^*)

そうか、
“自分の”ができると、
やっぱりうれしいよね。

今度からは、
お父さんに気兼ねなく、
　「これ借りる」
と言えるしね。


そして、無事今日の分は借りることもでき、
家に帰ると、
早速、「ハム研」のシリーズを
インターネットで予約しておりました。

やっぱり「ハム研」目当てなのか…(^_^;)

でも、
学校の図書室では、
いつも貸し出し中の
読んでみたかった本も
予約していましたね。

少しずつ、
本も読むようになるといいよ。
字を覚えたり、
物語を頭の中で想像したりして
頭の回転も良くなるし。


ワタシとしては、
図書館に行くことが楽しみになる、
そんな部分も持ってほしいのですが、
利用券を持っただけで嬉しがる、
そんな息子の純な部分に
ひさしぶりに触れられた感じがして
笑顔にさせられました(*^_^*)