砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

雨犬

2004年04月01日 | ログ
雨犬は雲を喰らう

身体一杯に吸い込んだ水蒸気がスポンジのように四肢に吸収される

その膨大な量の水を身体に蓄えたまま彼らは乾いた大地を駆け抜ける

砂漠の民は彼らのこぼす恵みの雨に感謝し祠を建て祭った

これが有名な「雨乞いの祠」の始まりである



「砂漠島の歴史」