ある日のこと。
神様は幸せな人々の下を訪れた。
神様は尋ねた。
何か望みはあるかね、と。
彼らは何も望まなかった。
何故なら彼らはもう、幸せだったから。
またある日のこと。
神様は幸せではない人々の下を訪れた。
神様は尋ねた。
何か望みはあるかね、と。
彼らは望み、口々に声を上げた。
「私達を幸せにして下さい」と。
神様は承知し、その上で尋ねた。
「幸せとは何かね」
金か。愛か。名声か。
彼らの誰もが明確な答えを持っていなかった。
何故なら彼らは幸せではなかったから。
資産家は金など貰っても仕方ないと言い
著名な芸術家は名声など沢山だと言う。
それらは幸せの一つの形かもしれないが、決して幸せではないのだと。
不幸な資産家と芸術家、愛される事に疲れた者たちはそう人々に告げた。
そんな中、頭の良い男が言った。
「私にいい考えがあります」
その考えを人々は聞き、素晴らしいアイデアだと口々に称えた。
全員一致で神様への願いは決まり
その考えを思いついた男はこう、願った。
※最後の一行はコメント欄に。
果たして男はどんな願いを神様へと託したのでしょう。
自分なりの答えを考えた後にコメント欄を見ては如何でしょう。
書かれていた言葉をズバリ当てた貴方は爬虫類並の脳みその持ち主です。