先日、友人から貰った招待券で出かけた展覧会。
会場が開いた直後に入ったのだが、既に何人もの人が作品に見入っていた。
いのちの輪というタイトル、私が歌ってるあの曲と同じだ。Circle of Life
みなもとから、この後もいくつも出てきたけど、いのちの原点を表す作品。黒いベースのものは撮影者(私)の影が映る。
はじまりのおと
切り絵に色々な技法を組み合わせてあるのだろう
見えない子たちの家・唄うとり
部分、細密画のようだ
額に入ったものだけでなく、透明なガラス瓶に入ったものもたくさんあった。陽出る
かみの森、英語ではForest of Kami かみの意味が知りたかったけどわからないままだった。
こんじきの野、これはGolden Fieldだからそのままだ。
部分。とにかく細かい。最後にビデオで制作過程を見せていたが、全て手切りだそうだ。
これは本当に巨大な作品、この真ん中の空洞のようなところへ人間が入って行けそうだ。
幻想的
こちらもその部分
一番下のところ、人かなあ
ライトの加減でこんな風にも
次は瓶に入った作品のコーナー、かみのてのなか
ひとつひとつ細かくて見ていて飽きないのだが、全体像も美しい。ライトを当てて完成する作品なのだろう。
ポットの中にも
本の形をしている
ドーム型のこちらは波のような、うねりのような
はつが・わになるみたま
このシリーズも何枚もあった。臓器から発芽しているイメージで、ちょっと苦手な感じだったので一枚だけ。
立体的な展示をしてあったのはこれ。吊り下げられて固定していないので、微妙に揺れていた。
これもやはり光と影の効果で印象が変わる。下には鏡
ゆらゆらしている部分
繊細なレースのような切り絵、これを全て手で切り抜いているらしい。少し前にトークショーで久保修さんが話されていた、「切るだけではないんです、それを元の紙から抜かないといけない、これがたいへん神経を使う作業で、一部でも切れてしまったら終わりなので。」という言葉を思い出したりしていた。
見応えのある展覧会だった。最後のビデオで、森山良子さんが出てきて、彼女の作品にほれ込んでコンサートツアーの舞台美術として使った、と言われていた。それを作る作家さんもたいへんだったろうな。
柴田あゆみさん、たっぷり時間があれば、小さな世界をじっくり見直してみたいと思った。