やなぎさんが亡くなってから一年が過ぎ、タイトルの集いが行われた。最初、企画のK山さんと連絡を取っていて、行くからね、というとデイジーヒルは何度も共演してるから、出演して、と声をかけてくれたので、演者の末席に入れてもらった。
会場は『周』
K山さん主催のイベントでもこれまで使われていたとのことで(そのイベントには行けなかったけど)ほっこり落ち着くいいお店。階段でしか上がれないのが高齢者にはちときついかも。
リハの時間に到着したら、デリシャス・シスターズが合わせているところだった。
PA席をふと見ると、なんと!勝木徹芳さん。
今日は出番ないはずなのに?聞けば主催者から一本釣りされたそうだ。目の前にはよしだよしこさん、ステージ近くには北村謙さんの姿が既にあった。
受付のH田ママとK山さん、ブレてごめんなさい。
謙さんのリハを見る相方
その次はよしこさん、マイクが動くので勝木さんが調整しに出てきはった。
さすがプロな皆さま、サラっとリハ終了、古川豪さんは間に合わないのでぶっつけだそうだ。
やなぎさんとやぎたこのCDが並んでいる。今日のお客さまは皆持ってはる人ばっかりかなあ?
店のピアノの上に乗っている各種フライヤー
4階の控室に行き少し雑談する。貴ちゃんのコトコトハープを触らせてもらう相方
プログラムが始まる前に、とカレーを食べるママ
私たちも早々に注文する。相方はハンバーグ定食、私はカレー
カオリン帽子を試してみるよしこさん
いよいよ始まった。K山さんからのお知らせやら、この会の趣旨説明やら。
そしてプログラム1番、デリシャス・シスターズ登場。司会による紹介。
基本、ギター1本でオートハープは効果音担当
客席は満杯、このユニットを見るのが初めての人もたくさんいると思う。神奈川、京都、石川の遠距離ユニット。合宿して練習するらしい。そしてその時の食事担当がやなぎさんだった。彼のお料理はホントに美味しいのだ。
3人の歌声がクロスするハーモニー
二番手がデイジーヒル、メガネがずれるのでべつのを持っていったら、それもやっぱりずれるし、しかも度が合わずに歌詞が全然見えない・・・。
最初にやぎたこと会った時の話から、思い出を辿りながら7曲。彼らと最後に一緒に演奏したHard Times Come Again No Moreや、彼らのレパであるフォスターの曲など。(いただきものの写真)
三番手は、よしだよしこさん。よしこさんのライブを聴き始めたのはじゃんぼやフィドルのLさんの繋がりからで、やなぎさんとよしこさんがそんな深い関りがあったなんて全く知らなかった。
よしこさんの言葉を聴いていると、仲間というより身内みたいな印象を受けた。もしかして、弟みたいに思ってはったのかもしれないな、という気がした。
私も大好きな、やなぎさんの『旅という生活、生活という旅』はとても染みた。
続いて古川豪さん
やなぎさんの『バイバイフォークシンガー』を歌われ、その後ステージに貴ちゃんを招いて、一緒にHobo's Lullabyを。
柔らかい笑顔で彼女を見つめる豪さん。
貴ちゃんソロ
彼女もやはりやなぎさんの歌を。『君から何百キロも離れた場所で』
彼女のソロを聴くのはまだ3回目だけど、ひとりでうたうオリジナル曲などはやぎたことはまた違うカラーがあってすてきだ。
楽器を置いて、アカペラで歌う『祈り』
そしてCDの宣伝も忘れない。「もし、今日We Shall Overcomeを買っていただくと、いっぺんにサインが4人分手に入りますよ。」って商売上手。
最後は北村謙さん、
デリシャスシスターズをいじったり、やなぎさんが別のミュージシャンに酔って絡まれたり、というエピソードを披露して会場の笑いを誘っていた。上記アルバムの中にある、『かみしばい』を演奏され、でも実は別の曲をやりたかったのだ、と言われていた。
やなぎさんが、かつて故高田渡さんにいつも絡まれていた話を聞いた、と言われ、今頃あっちでも絡まれてるのかなあ、とも。そしてステージに出演者全員を呼び出し、皆でWill the Circle Be Unbrokenを歌う。
満員のお客さまも楽しく偲んでいただけただろうか。
昼間のライブだったので、出演者も三々五々解散となり、
我が家は仕事帰りのムスメを呼び出して、ご近所の名店で晩ご飯。いい一日だった。やなぎさん、この日はおとなしく(たぶん、先輩方がいっぱいいらしたからだろうけど)されてようだが、今度は来て暴れてね。