ひな菊の丘から

やっと聴けたFlying Fish@ダートマス

彼らがライブを始めてからずっとお誘いいただいていたのに、タイミングが合わず今まで一度も聴きに行けてなかったバンドのライブにようやく行ってきた。
バンドメンバーは全員、私の大学のBluegrass同好会のOB。同期のバンマス、大矢くんからふたつ下のQちゃんまでは、日々の活動から、年2回の合宿、特別講堂でのコンサートまで一緒にやった仲間で、一つ下のS原くんは、当時大矢くんたちと組んでいたバンド、ソウドオフショットガン(スペルめんどくさいので)のメンバーだったので、追っかけしてた。
あとの二人は卒業してからのメンバーだけど、つい数日前も一緒にオープンマイクに参加したTじくんと、いつも元気な、とっても年下の大ちゃん。まあ、みんなほんまにいい奴らだ。

珍しく相方が行くというので一緒に出掛けた。確か駅のところにガストがあったよな、あそこでビール飲もう、と新聞広告のクーポンまで切り取って持ってたのに、ガストはもうずいぶん前に閉店してたらしい。仕方ないので目の前の焼き鳥屋へ。



会場のダートマスクラブに着いたら、メンバーとマスターのGo君が談笑していた。あれ?お客さまは?すぐ後ろにチャーリーが来た。K寺御大は来られると聞いてるが、もしかしてこれで終わり?

ライブが始まった。メンバーのファッションはまちまち。チャーリーと一緒にやってる時のTじくんはこんな格好ではないらしい。ドレスコードないの?と大矢くんに聞いたら、「ギャラが出るんやったらタキシードでも着てくるけどな」って。



センターにバンジョーは珍しい気がするが、メインヴォーカルを取るので、かな。Tじくん


向かって右手にギターのQちゃん


マンドリンとコーラス、リードヴォーカルも取るS原くん


後ろで踊りながら弾く大ちゃん、タイムリーな阪神のユニフォーム姿



そしてバンマス、大矢くん。他のシーンではキャップで顔が隠れることが多いのだが、このバンドで、というかこの角度かも、だけどうまく顔が写るな。


さっきビール飲んだので、赤ワインを、とお願いしたら、Goくんが新しいのを開けてくれたのだが、間違って高い方を開けたらしい。ラッキーだ!



ライブは大好きな曲、Opheliaから始まった。まあ、正統派ブルーグラスを演奏するバンドではないとは思っていたが。MCはQちゃん、ロビー・ロバートソンの話から、The Weight、


このためにThe Bandのレコードを持参していた。


熱っぽく語るQちゃん


おまけにこれは、New Grass Revival、バンド名の由来である、レコードレーベル、Flying Fishの話をするために持ってきたらしい。


その後はビル・モンローのインスト。続いて、James Taylorを続けて。これまた大好きな(そして岡町シスターズのレパでもある)Carolina on my Mind、


Me and My Guitar、How Sweet It Is、ってJT好きすぎ?


S原くんも歌う。







大矢くんが作ったインスト、Banjo Stomp



大ちゃん、いつも短パンビーチサンダル姿なので、靴を撮ってみた。



Tじくんの歌う、J.D.SoutherのFeithless Loveで1stセットは終了。



私はワインをお替りする。しかもダブルで。これはもう少し飲んだ後。



2ndは、またJTのDon't Let Me Be Lonely Tonightから始まった、少し前にカーラ・ボノフのライブがあったが、私は一部を聴きに行き、Qちゃんは二部に行ったらしい。その時に一緒に出ていたリヴィングストン・テイラーはJTの弟で、カーラにばっかり目がいっていた私と違って、彼はリヴのことばっかり見ていたそうだ。そんな感じなので、この選曲はQちゃんなのかと思ったが、基本はバンマスのセレクションだそうだ。そうか、大矢くんもJT好きなんや。



Billy Joelの素顔のままで、もあったな。大矢くんのオリジナルフィドルインストは、Oldtimeというタイトルだそうだ。
ビートルズのTill There Was YouはTじくんの歌で。






Qちゃんはイーグルスの曲を歌ったのだが、これは大矢くんがかつて奥沢さん、アリさん、坂本健さんとバンドやってた時のレパだったそうだ。


S原くんのマンドリンを愛している大矢くんが作ったインスト、マンドリンセレナーデ。


Harry NilssonのEverybody's Talkingなんてのもあったし、Russ BarenburgのCowboy Calypso、うわあ!懐かしい、あのレコード大好きやったなあ。
インスト苦手な私だけど、あれはほんとに擦り切れるほど聴いた。そんなのもやってくれるんや、って思った。そして最後はListen to  the Music、ドゥ―ビーやね。ブルーグラスのバンドでもたまにやってる人はいるけど。
三人コーラス



フロント全員同じ口元



後ろなのでなかなか撮りにくい大ちゃん



これはQちゃんのステージ衣装、阪神の優勝が決まった後だったので、岡田監督の大好きなパインアメに因んだ(わけじゃないと思うが)パイナップル柄。



アンコールはフィドルのインストと、ブルーグラーッス!Hello City Limitsで締めた。たいへんに楽しい聴きごたえのあるライブだった。多分、大矢くんのことやから、ブルーグラスバンド、と言っても普通にブルーグラスはせんやろな、とは思ってたけど、選曲がほんまにツボで参った。そしてまたメンバーが皆、おそらく苦労してるんじゃないかな、とは思うけど、彼のアレンジに食いついて行ってる、という感じがした。一番若い大ちゃんでも、もう50代なかばのはず。馴染んだ楽器とはいえ、たいへんやろなあ。聴いてる私はすっごく好きになったけど。客席が5名(一人増えた)だったのは寂しすぎる、もっともっとたくさんの人に聴いて楽しんでもらわなあかんと思う。



アフターライブの客席の写真を少し。ベーシストの会話


大先輩と握手



初対面ではないんですよ。



なんか撮ってと言われたので。



すっごく楽しい夜だった。旭川フェスに行けなかった悲しさを払拭するぐらいええライブやった。
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