ひな菊の丘から

久方ぶりのお江戸 その1

この前東京に行ったのはいつだったか、5年半前のムスメの引越しの時だったかな、と思っていたら違ってた。jinさんが亡くなって、どうしてもお別れがしたくて夜行バスに乗って出かけた3年前が最後だ。

コロナめが猛威を振るって東京どころか、大阪の街中にも出にくいような状況になってからは、音楽も、音楽関係なくてもお出かけなんてしばらく考えられなかったな。今だって、第8波とか言うてるけどとりあえず旅行補助のなんかは政府から出ているし(今回私には何の恩恵もなかった)、なにより、今行かないと見たい展示が終わってしまう。勢いがついたところでgo。

宿は上野辺りか新橋らへんに取ろうかと思ったけど、今回はロッキーに行く予定もないし、上野に取っちゃうと目的地(南青山)と離れてしまうし、と悩んでネットを見ていたら、ポイントがとても高かったのでつい予約した、秋葉原のホテル。そや、ジモティの彼にお勧めのお店とか聞いてみよう、と連絡したら、昼ご飯付き合いますよ、何なら案内しますよ、って!嬉しいやん。で早速お願いした。

東京駅から山手線で

彼との待ち合わせはこちら。

行きたいのは楽器屋ですか?の問いに「もうギター持ってるし、いらんわ」もしかしてガッカリしたかも。まずはランチ、オタク街の一角にまるでタイムスリップしたようなお店。

夜はいい感じの居酒屋らしい、が昼はランチメニューのみ。煮込みが美味しいらしいがそれはまた次の機会に。アカボシを喜ぶキムタツ、今回は二日ともお世話になった。

お店にかかっていた札

お江戸に来たからには天ぷらかな、と思って注文したけど、ごま油のじゃなかった。後で聞いたら、全部そんなのじゃないからね、と友人は言ってた。普通に美味しかった。

おおーにっぽんばしみたいな感じ。

これはリベットloveのキムタツに触発された写真。

ここは地下鉄の駅に降りる階段があったところ、で合ってたかな?色々教えてもらいながら写真を撮ったけど、メモを忘れててあまり意味がない。銀座線の仮駅だったように思う。

とても風情のあるれんが造りは高架下

この上は中央線

この震災は関東大震災

この手前に交通博物館があって、それにより閉鎖されて長く見えない状態になっていたらしいが、博物館が移転したため日の目を見た。JR万世橋駅は、辰野金吾が作ったとても豪奢なれんが造りの駅だったそう。おしゃれなカフェも最近できたらしい。

遺構が記念碑的に残されているのかな。

外側は新しいけど、階段は当時のものだそうだ。

煉瓦とかアーチとかが歴史的建造物であることを物語っていた。

これも古そうな建物だった。

このビルは周りの新しい高層ビルの中で果敢に頑張ってる感じがした。

銀座線に乗る。あの歌を口ずさみながら。一番古い地下鉄、最初は冷房がなかったらしい。地下は涼しいはずと思われてたんだって。

日本橋高島屋へ。大理石にはやっぱりアンモナイト

ゴージャスだねえ。こっちの各百貨店もまだ少しそんな部分が残っていたりするけど、建て替えるとやっぱりねえ。大阪の高島屋はどうなんだろう、最近行ってないからなあ。

なんだこのアールは

エレベーターの扉絵、東郷青児らしい。

ローズちゃん、と同じ制服の社員さんが働いてはる。あ、逆か?

これは何をするための場所なのか。

天井もすてきだ。

高島屋を出て、私が唯一リクエストした場所へ。

ハイ、これがお江戸日本橋、の橋ね。

東野圭吾の『麒麟の翼』の麒麟像、私以外にも何人か撮ってはるひとがいたので、これって聖地巡礼、ってやつかな。

麒麟も『あ』『うん』の口になってるのだな、とこれはキムタツが言ってた。

橋の両側にあるので、どっちも撮った。同じやと思うけど。

この茶色いシミは戦争当時のものが残っているのだそう。

獅子もいる。

船着き場があって、ここから観光船が出て行った。

神田辺りは布関係の問屋があった、と聞いたし、日本橋はかつて魚市場があったらしい。

続いて三越へ

その前に、道路元標の複製。本物は車がビュンビュン通る道の真ん中で、撮ったつもりが撮れていなかった。

逆側から撮ったもの。背中合わせの麒麟

橋の名前を平仮名で

三越の中には巨大な天女像があった。

子供心に怖かった、とキムタツ

後ろにもすごい飾りが。

イオニア式の柱か?

某銀行(よく見たら書いてある)もギリシャ様式

お、こいつは

我々には用事のない日本銀行か。

獅子は強さの象徴

お茶しましょ、と連れて行ってくれたのは昭和な喫茶店。今、昭和はとてもすばらしい。

この旗?も、店内のメニューもポスターも、全部マスターの手書きらしい。

これも。そしてこのコーヒーをいただいた。

名物、海苔トースト。お昼ガッツリ食べたし、夕方はお寿司だから、遠慮しとこうと思ったのに、ついつい全部食べてしまった。海苔とバターと薄切りトーストの味、だけど複合的な味だった。

神田治療院、まだ営業してるのかな。

木造三階建て、いい風情

山に長

お店はやってたけどゴメンナサイ。素通りしちゃった。

神田は青果市場があったんだ。

池波正太郎先生ひいきのお店、まつや(道のこっちから撮ったから遠いな)

ここは知ってる。カツサンドのお店(違っ)

謎な自販機のお店にも連れて行ってもらった。怖くて何も触れなかった。

鉄道模型とネクターが一緒に並んでいる自販機

女子やったらどないするん?

柳森神社の鳥居を入ってすぐのところ。

 

富士山へお参りする代わりに、各地に富士山を模した場所があって、そこへお参りすると参詣の代わりになる、というやつ。江戸時代を舞台にした小説にもよく出て来る、富士講。

おタヌキさまが祀られているようだ。

せっかく来たので拝んでおいた。

あちこちにおタヌキさま

秋葉原から日本橋へ行って、徒歩で帰ってきた。神田須田町は昔、繊維関係の店がたくさん並んでいたとのこと。今もその名残が。これも、

そしてこれも、看板建築だよね、と言いながら歩いていた。

昭和な遺産、星と錨。国旗掲揚台

かつてこの下は水路で、そこに橋が架かっていたらしい。

埋め立てられて水路はなくなった。秋葉原駅のすぐ傍。キムタツは幼い頃の遊び場所だと言っていたっけ。

忘れそうだったので、これ撮っといてよかった。

ここからこの日の宿まで送ってもらって解散。ありきたりじゃないお江戸観光、ありがとう、キムタツ。翌日もまたよろしくね。

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