近江八幡のSmileというお店は名前だけは知っていた。滋賀も津田さんが亡くなってからは遠い場所になってしまったが、近江八幡は、何度か訪ねた素敵な場所だし、このお店でのライブも知人が出ていたりして興味はあった。だが、今回はライブ鑑賞ではなくて、参加する、という形になった。
まだまだ暑さが続く日曜日、朝M子さんと梅田で待ち合わせ、JRに1時間揺られて近江八幡へ到着、駅からは歩ける距離だけど、暑いので、と車で迎えに来てくださった。神奈川から参加の方もご一緒に。夏の空だ。
入り口、店内の様子、もっと撮ってくればよかった。
楽器ケースを置きに上がった2階にはこんな小さいキルトが飾ってあった。
こんなリースも。手作り大好きな方が集うお店だとは聞いていたが。
とりあえず下に降りると、ランチの用意ができています、と。海老フライ2本に大きな手作りコロッケ。美味しくいただく。
ステージ後方にすでにズラリと参加者の愛機が並んでいる。私はスタンドを貸していただいた。
20台近くあったらしい。全部乗り切らないので丸テーブルを出してもらっていた。
全員揃ったので(私たちが最後だったようだ)抽選で演奏順を決める。
へえ~、岩手からも来られてるんだ。ステージの右手奥に大きなキルトを見つけた。茶系のサンプラー、とてもすてきだ。
時間になったので、主催者の北村いづみさんのご挨拶からスタート。客席には、これを聴きに!来られたお客様が多数。え?出演者だけの集まりやとおもってた・・・。
そして、この日のための企画、準備、当日の段取りなどをしてくださった皆さん。
左から、平尾さん、まこにぃ、いづみさん、やどやん
そしてプログラム1番のラッシーY田ご夫妻。椅子が低くて後ろからではうまく映らない。
客席との距離はものすごく近いよ。
お得意の写真付き曲説明。この日、持ち時間は10分なので、皆さん2曲ずつ演奏されたのだが、ラッシーさんの2曲目はハワイアンだった。
この日もすてきだった、オートハープ。
二番手、森田さん(プログラムに名前が入っちゃってるので)
これまでは『オートハープ侍』と名乗っておられたのだが、思うところあって、しばらくは侍を封印されるそうだ。
3番、TJNさん
春のSea Mountainにも参加されていたそう。
出演者は後ろの方で写真を撮る。
日差しが入ってきたのでロールスクリーンを下ろしていた。色合いがすてき。
先ほどの皆さんがセッティングをお手伝い。
ひとみさんと秋田さん、あちこちでご一緒しているが、この日も明石加古川あたりから車で参加されたそう。
いい感じの表情だ。
始まる前に、室内の温度差で狂ってしまうので、もう一度確認しとき、と秋田さんに言われたとチューニングをやり直していたひとみさん、この楽器、チューニングが一番大変やもんね。
またどこかでご一緒できますように。
こやど、というユニット。
ふだんはお二人それぞれギターだったりマンドリンがメイン楽器だそう。
なので、1曲ずつ持ち替え。
次は茅ケ崎から参加のフルヤカツミさん
いづみさんの2枚目のアルバムのオートハープはこの方とのこと。大好きなおっくんからのオファーだったらしい。
なんとなくスヌーピー繋がりもあって嬉しい。
たくさんのお客さまは、いづみさん繋がりなのかな、それともお店のご常連?皆さん熱心に聴いてくださっていた。
そしてちょうどプログラムの真ん中でいづみさん。
コトコトハープ、いいなあ。
いづみさん、途中でたぶん色んなことが頭の中をよぎったんだろうな、ご本人はステージでえらい恥ずかしいことをしてしまった、と言われてたけど 人間だもの涙があふれてしまうことだってある。思いがこらえきれないこともある。
その姿が人の心を打つことだってある。こんなこと書いたら叱られるかもしれないけど、私はとてもいいステージだと思った。
写真を撮る演者さんたち
長丁場なのでここで休憩が入る。私はジンジャーエールをいただいて、周りの人たちとちょっとお喋り。ステージには早めにスタンバイするこの方々
寛悟バンド、寛悟さんといちみさん。
寛悟さんの声はやっぱり目をつぶって聞くと似てるなあ。
オートハープ歴40年、っていうてはったなあ。
寛悟さんが弾かれるのを初めて聴いた。
ラッキー平尾さん
フォークグラスというバンドをやっておられるそうだ。
フォークグラスといえば、もうすぐ亀楽でうめなかさんとお座敷ライブをされるバンド。
次はいつもお世話になっているマサキさん
マサキさんは確か3台持っていくようなことを言われてた。でもステージでは2台のみ。
私の写真はいただきもの。やっぱり最初失敗したし、慣れて間違わない曲を選んできたつもりだったのに、いっぱい間違えた・・・。
駅まで迎えに来てくださった、やさしいまこにぃ
最近は演歌を歌ってることの方が多い、とか。
それもちょっと聴いてみたい気がする。
大阪からご一緒したM子さん。実は直前まで後ろ向きだった。当日熱出たらええのに、とかいうてはったから、「そんなこと言わんとランチも予約してしまったから行きましょ」と説得。
最近、ひとりで演奏することが増えてきたけど、イントロとかリズムのキープとかを人任せにできないのでしんどいのだ、と。いやいや、それも慣れですよ(って私もできてないのにね)、とひとりで演奏する後押しをこっそりしている。
直前にSNSでクリさんが言われた、人前で演奏するのにまだ慣れていない人がやりがちなことたち、途中で止まる、とかマイクにぶつける、とかはやらへんかったから大丈夫。
お友だちの形見のこのハープ、小さいけど低音がよく響く、と何人かの人に言われていた。
最後の演者さんは遠方からお越しの村山さん
岩手から来られていて、以前開催されていた小岩井ブルーグラスフェスの主催者だったとお聞きした。一度も行ったことはなかったけど、続いていれば行きたい気持ちのある場所だった。
高原植物の名前を並べた替え歌をうたわれた後、その歌詞を書いたカードをお土産に、とくださいました。
遠方から来られたのは、いづみさんとのご縁だったよう。そういえば何年か前、いづみさん東北にライブに行かれたな。東北のブルーグラス事情、フェスが復活したり、新たに開催されたりしているという話も聞かせてくださった。
最後はゲストのクリさん、初めていづみさんに会ったときは赤い眼鏡をかけた高校生だった、と思い出話。
クリさんの記憶力はほんとにすごくて、私もいつも自分はすっかり忘れてしまっていることを指摘されて驚く。
クリさんがお誘いし、高知から車を飛ばしてきてくださったW辺さん。珍しい半音高いチューニングのオートハープの音を聴かせていただく。
静岡で開催されたオートハープギャザリングで知り合われたらしい。後で聞いたら、淡路島のるりこさんも以前からのお知り合いだとか、そうそう、バンジョー弾きO橋さんは大学の先輩、と言われていた。あちこちで繋がるのなあ。
クリさんの演奏
著作権の関係でレコーディングできない曲の話を含め、色んなオートハープにまつわる話も聞かせてくださったのだが、いかんせん限られた時間なので、この後はまたSNSに書く、とのことだった。
もちろん演奏も。
クリさんを撮るM子さん
午後1時に始まった集いも、もう4時半になる。そろそろお開きの時間、最後は全員で演奏。
私は撮れなかったのでお客さまのいただきもので。女子は前に並んで、と言われたのでえらいすごい席で弾いている。
これ、なかなかおもしろかったんだけど、書かない方がいいかな。
そして、テーブルや椅子を片付けてセッティングしなおして、懇親会が始まる。お店の心づくしのお料理が並ぶ。
順番に席について~!というも、なかなか皆さん揃わない。
いづみさんは忙しく動かれている。
お世話役のまこにぃと共に、懇親会のご挨拶
私の席から左手の皆さん、ビールが並んでる。
右手は近すぎてアップだ。それと、写真で気づいたけど、ログキャビンのミニキルトもあったんだ。
今回はカンパイ写真よう撮らんかった・・・。
乾杯のポーズされてるので、この後かな。
しばらくは食べて飲んで、おしゃべりして・・・だったのだが、やはりこうなる。
お隣も楽器を取り出した。
いづみさんもバンジョーを取り出して
こちらのお隣も持ってきはった。ではワタクシも。
こんなにたくさんのオートハープでジャムするなんてなかったので、ちょっと嬉しかった。秋田さん、3番歌いますっ!って立ち上がり熱唱。
いづみさんのオリジナル、オハイオからの手紙、君に会いに行こうなども久しぶりに一緒に歌えて嬉しかったな。
そんな一日、終わったらまたJR→阪急と乗り継いで帰宅。やっぱり滋賀はちょっと遠いか。