GWが過ぎて、このころになると新入社員はすこし「慣れ」が出てきます。
けど、覚えることはやまずみ。
きっと思っていた以上に会社でやっていることの「むずかしさ」も感じ始めたり、かしこい子はいろんなものが見え始めるころかもしれませんね。
ただ今日は、その子たちのことではなく、その子たちに「物事を伝える側」「教育」みたいなこと、「引き継ぐ」みたいなことについてです。
社会人として仕事をし始めると、「おぼえる」「教える」「引き継ぐ」「新しい方法を見出す」のくりかえしが日々に起こります。
わたしたちは、それをすることで「お給与」をもらっているんです。
そして、それをすることで「会社の方針」や「役割」、「社会貢献」などにつながることになっています。
もちろん、お客さまや取引先の人に「喜んでもらうこと」にもつながっています。
その中でもむずかしいと思っているのが「教える」ことかなって思います。
まず、方法や順序は「マニュアル」に書いてあるけど、その「コツ」や「感覚」はどこにもありません。
教える側のレベルでだいぶ変わってきます。
残念なことに、どんなに願ってもそれだけは「運」や「縁」によって、いい人にめぐりあったりしなかったりしますからね。
これは、わたしが気を付けていることです。
まず、相手がどのくらいの年齢で、社会人何年生か、受け取る側の許容量を「見た目」で感じながら、「最低限の社会人ルール」として知って欲しいこと、そしてその教えないといけない事柄の「役割」や「ポイント」、「注意事項」を伝えるようにします。
伝える「タイミング」が違うだけで、向かい方や取り組み方が変ってくるからです。
とくに社会人1年生に対しては「小手先」でできることでカンタンにお金を稼げることをしてもらいたくないので、「最低限の礼儀」となることを伝えながら、「責任」というを感じてもらえるようにします。
そして、じぶんで「考えるチカラ」を持ってほしいので「全体のどの部分の仕事」をしているかを「なんとなく」伝えておきます。
立場によっては、心構えを印象に残るように伝えます。
「何をするのかをイメージして、全体像を想像しなさい。」
「できないがあたりまえ。不安なことはしないように。」
「何をしたらいいかわからなくなったら、エライ立場の人に聞きなさい。」
という風に。
たくさんの学生アルバイトがいる職場にもいたことがありますが、学生は「大人に聞けばわかる」と思ってしまっています。
しかし、会社の中には年齢ではなくて、経験でもなくて、「役職」によって「責任度合い」が変ってくるので、「質問する相手」をちゃんと選ばないといけなくなります。
だからどこにいても「わからないことを私は誰に確認するのか」を見極めることがたいせつになってきます。
そのため、社会人10年以上の人で、職場経験2、3企業以上を経験している人は「お局に見える人」、もしくは「目ざとい人」「当たり障りなくの人」になってきます。
なので、後出しじゃんけんだけにはならないようにします。
「最初に言ってくれれば・・・」というのだけはなくします。
いちばんしないといけないこと、禁止事項、たくさんのことを知ってもらえていると、なんとなく「じぶんで育つ人」になるかなって思っています。
ま、うまくいくときと失敗するときとありますけど。
経験の浅い人は、十分注意しないとバカをみますよ笑。