♪夏も近づく 八十八夜~ 野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠♪
立春から数えて八十八日目、五月二日頃は雑節のひとつ『八十八夜』。
農村では田の苗代つくりや畑作物の種まきをはじめる重要な時期。
ある海では「魚島時(うおじまどき)」と言って、豊漁期に入る目安らしいです。
生産者さんのお正月みたいな感じですかね。
というのも、「八十八夜の別れ霜」とも言うらしく霜による被害から解放される時期、けど反対に「遅霜」もあるから注意を促すためにも設けられたそうです。
あとは、やっぱり新茶を収穫する時期でもあります。
日本茶特有の美しい緑色は再生を表す、若さと健康を蘇らせる氣にあふれているので、ちょっと気にしてみてください。
街も新緑がキレイになる季節。
そのミドリがいちばんキレイなのは、たったの3日だけと聞いたことがあるんだけど、いま見ている瞬間がそうだといいなと思いながら、わたしはこの季節をたのしみます。
入浴時には、飲み終えたお茶の葉をガーゼに包んで入浴剤みたいに再利用したり、数日後の菖蒲湯もしてみよかなとかGWを癒しの時間にしてみてください。