もう美容業界から離れて、10年くらい。
専門同期は、独立してたり、店長やってたり、一人前のヘアメイクをしてたり、もちろん「美容師」という仕事を捨ててしまっている人もいるかと。
美容師という仕事は、うわさ通りの「華やかな仕事だけど、過酷な職人業界」です。
同期であってもライバルだし、おなじ店のスタッフ同士はなかよしに見えても、ウラではバチバチの殴り合いをしています。
だけど、その反面、ちゃんと個人をたいせつにして、技術を教え、教えてもらう等の職人肌が良くも悪くもちゃんと残っている業界でもあります。
アシスタント時代は、安月給で練習ばかりで、休みもほとんどない。
人が休んでいるときに練習をしないと、勝ち残ることは出来ない。
先輩スタイリストからお客さんをうばうにはどうしたらよいか、お客さんに気に入ってもらうためにはどうしたらよいか、男にはオトコの、女にはオンナの武器があって、大なり小なし、何かしらのこだわりをきちんともって、仕事をするんです。
だから、練習の向かい方もそれぞれ。
とにかく制限時間の中で、何度も何度もくりかえし、感覚だけで覚えていく人。
こうゆう人は、天性的に何かを持っていて、天才肌の人。
誰もが憧れる存在になるけど、先生としてついていくのは難しい人。
カットするということは、点と点を結んでいく作業。
そして、ある理論によってそれぞれのスタイルが決まってくるから、雑誌の髪型からその理論を当て込んで、練習する。
理論を説明できる人にはなるけど、センスの方は・・・。
美容師のカットが「人をかわいくする」をきちんと持った人になると、理論と感覚から、何度も練習して身につけるようになる。
感覚は練習で身につかないから、他の業界からそのモノから吸収することも考える。
いろんなタイプの人たちがいるから、お店のタイプがさまざまなモノがあるんです。
ただ、誰もが美容専門学校を卒業して、国家試験を突破してきているから、毎日練習しないといけないことや、じぶんで研究をしないといけないことなどは、共通してココロの底辺に持っているような気がします。
髪のことは紙に書いて、日々の反省と改善やわかったことはメモって、じぶんからアウトプットするといろいろ整理がつきます。
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