なんとなく、はじめた「乾かすポイント」シリーズ。
いつも接客しながら、ドライをしながら話している事なので、この時期お客様がサボりがちになりそうなことだったり、もう一度知って欲しかったことを伝えるようにしているので、書いていると、さまざまな方向へ分散してしまいます。
(振り返りはこちら⇒乾かすポイント①、乾かすポイント②)
しかし無計画で書かないと、書けないので、なんとかついて来てくださるとありがたいです。
ただ読み返してたら、じぶんでも(笑)わかりにくい所があったので、補足いたします。
【髪は皮膚の細胞から離れたときに、死んでいる細胞になるので、髪のケアではなく、
頭皮=皮膚のケアが必要になってきます。】
*乾かすポイント②文中にて
まず、「髪」と言うのは、皮膚が細胞分裂しながら内側から外側に組織を変化していきます。これがいわゆる「ターンオーバー」というもので、最後は<角化>して剥がれ落ちていき、髪はその角化したものがどんどん押し出されて伸びていきます。
実は <角化>したとき、細胞としては死んでいる細胞となります。
よく皮膚の表面だけ、軽く紙などで切れてしまったとき、針で刺したとき、痛みが感じないときがあるのは、表面の死んでいる細胞だけが切れただけだからなのです。
その下の層の細胞まで達すると、まだ生きている細胞なので、痛みを感じます。
その感覚のイメージつきますか?
年齢を重ねると、ターンオーバーが若いときより長くなってしまうので、<角化>している層が厚くなり、カサカサにボロボロ、シワも深くなる原因となります。
なぜ、髪の話をしているのに、皮膚の「ターンオーバーの乱れ」の話の流れになるかと言うと、その<角化>している死んでいる細胞というのが、【毛髪】とおなじになります。
【毛髪】とおなじ仲間が、【爪】もなんです。
なんとな~く、イメージついてきましたでしょうか。
毛髪も爪も、根元から伸びてくるもの。
両方とも、人の細胞のひとつだけど、刃物を使っても、ぜんぜん痛くないもの。
しかし、根元から無理やり、離そうとすると、爪はとくにめっちゃ痛い感じしませんか?
それは、生きている細胞から離れてしまうので、イタイ!と感じるんです。
毛髪と爪のちがいは、根元の細胞に色を生成する細胞があるか、ないかのちがい。
爪は、指先にチカラが必要でできた組織。
毛髪は、人にとってたいせつな「脳みそ」を守るため、紫外線からも守るためにできたために発達したものになります。
ヘアケア商品で「髪を補修」「うるおいとツヤを」というキャッチフレーズをよく耳にするかと思いますが、<髪=死んでいる細胞>になるので、一度壊れてしまった細胞は生き返ることはなく、毎日のケアがたいせつになり、どんなに高級なトリートメントをしても、乾かさないと意味がないモノにもなります。
ただし!頭皮は生きている細胞!
いまからでも遅くはありません!!!
習慣になっていないと、どうしても面倒になってしまうけど、ぜひまずは3日間。
頭皮に髪の毛を生成している細胞があるから、根元から乾かすこと。
水分をしっかりと髪の毛に閉じ込めることは、キューティクルをイメージして、根元から毛先へ。
毛先はどうしても、長く生きているから、すこしだけブラシでコーミングをしたり、ブローができるなら挑戦してみたり、何もできない時は、指を使って、手のひらを使ってキューティクルを撫でてみてください。
担当の美容師さんのマネをしてみたり、質問してみたり、最近は毛髪マイスターやヘッドスパ専用スタッフもいたりするので、詳しく教えてくれるかもです。
技術優先に修業をしてきたわたしたちなので、多少の口下手さんは、ご了承ください。