【201】霊山寺(一乗院)第一番
住所 鳴門市大麻町板東
宗派 真言宗高野派
山号 竺和山
開山 行基菩薩
本尊 釈迦如来
聖武天皇の勅願により行基菩薩が開基したのがはじまりです。弘法大師が21日間修法し釈迦如来の霊感を受け彫刻し本尊として安置し、天竺の霊山の意味で竺和山を山号とし、霊山寺と寺名をつけたようです。
長曽我部元親によって大半の建物を焼失しています。その後、焼失、再興を繰り返してきた寺で、本尊釈迦如来には疑問が残ります。大日如来の胎蔵界曼荼羅の道場としての位置づけならば第一番の本尊は大日如来でなければと思うのは私だけだろうか。
本堂には笠、杖、白衣の遍路グッズが売っていて、満願後にもう一度霊山寺へお礼参りするようになっている納経帳が売られている。ちなみに霊山寺にお礼参りさせるように書かれているのは、ここの納経帳だけである。商売がうまい。何処から始めても、何処で終わっても、何年かかっても、歩き遍路でなくっても、白衣でなくても良いんです。たとえスタンプラリーであっても良いんです。そんな些細なことにこだわる大師さんではありません。きっと。
四国八十八カ所の納経には 日付がありません。
また 本尊を拝することは殆どできません。
代わりに 本尊のお姿をした紙を頂きます。
御影帳も売られています。
平成10年の明石海峡大橋開通記念に
紺色の紙に 本尊を表す梵字を書いた御影紙がありました。
1997.07.31
1998.08.22