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【103】金剛三昧院 和歌山高野山
住所 伊都郡高野町高野山425
宗派 真言宗高野山 塔頭
山号 高野山
開山 禅尼北条政子
本尊 愛染明王・大日如来
国宝 多宝塔
重文 経蔵、客殿、台所、四所明神社本殿 木造不動明王立像 木造千手観音立像 木造五智如来坐像 5躯(秘仏)
備考 五智如来(大日・阿閃・宝生・不空成就・阿弥陀)
日本三名塔(金剛三昧院・慈眼院・石山寺)
高野山塔頭のひとつで頼朝の菩提寺で、北条政子が創建したのがはじまりです。境内には国宝多宝塔があり、極彩色の金剛界五仏(中央に現本尊の大日如来)が安置されています。また、校倉造りの経蔵、樹齢350年の老木の石楠花が横に這い支えを必要としています。
愛染堂の愛染明王は、創建当時の本尊で運慶作です。元々鎌倉での頼朝の稔侍仏であったものを安置したようです。鎌倉幕府と高野山との橋渡し的要素を持ち、高野山の数多い塔頭の中で、五指(南院・普賢院・金剛三昧院・蓮華定院・大円院)に入る地位を得てきたようです。鎌倉幕府・徳川幕府・紀州徳川と結びつき地位を得た塔頭ばかりです。
御詠歌
はるばるとこそ こんごうさんまいの たふときのりに あうぞうれしき
西国愛染明王
仏塔結願(阿閃如来)
御詠歌
はるばるとこそ こんごうさんまいの たふときのりに あうぞうれしき
金剛三昧院 山門
境内
国宝 多宝塔