【562】普賢寺 橋本市
住所 和歌山県橋本市菖蒲谷 828
宗派 高野山真言宗
山号 延命山
開山 行基菩薩
本尊 普賢延命菩薩
備考 法隆寺の次に古い普賢延命菩薩・紀州西国一番
天平9年(737年)春、行基菩薩が当地方へ巡錫の際に、この地を浄所と定めて、自ら資材を運び、福徳を授かるよう断食し誓願、仏像を彫刻し祀ったのがはじまりです。本尊の普賢延命菩薩(平安時代後期・県指定文化財)は、法隆寺の次に古い普賢延命菩薩で4頭の白象に乗った二十臂像として漆箔仕上げの像高94cmで表現されている。
釈迦如来の脇侍ではなく、密教の延命法の本尊として単独で普賢延命菩薩として信仰を集めている。
境内にある熊野神社の別当寺として伝えられていて、寺号が江戸後期に観音寺、延命寺、普賢寺と改称して現在の延命山普賢寺となったようです。
熊野神社
主祭神 伊邪那岐命、伊邪那美命
聖武天皇天平九年の創祀と伝えられ、菖蒲谷村の産土神として現在に至る。江戸時代後期の社号が権現社として祀られてきた。