【450】平等寺 三輪
住所 奈良県桜井市三輪38
宗派 曹洞宗
山号 三輪山
開山 聖徳太子
本尊 十一面観世音菩薩
聖徳太子が永遠の平和を祈願し十一面観音を彫り安置したのがはじまりです。現在の十一面観音菩薩は、平安時代に復元したものになるようです。
慶円上人により中興し本堂、護摩堂、御影堂、一切経堂、開山堂、赤門、鐘楼堂のほか、12坊舎の大伽藍を有し三輪社奥の院として、由緒ある名刹でした。
明治の廃仏毀釈により大三輪神社の神宮寺であった平等寺は、ことさら影響を受け金屋の石仏をはじめ61体にのぼる仏像が他所に運び出された。
その後、現在の地に移り曹洞宗に改宗し本尊秘仏十一面観世音菩薩、三輪不動尊、慶円上人像、仏足石等が守られた。昭和52年に本堂、鐘楼堂、鎮守堂、翠松閣、釈迦堂(二重塔)の復興した。