世界の艦船2021年10月号の特集は「海自水上部隊の双璧 DDGとDDH」です。
内容としては特に目新しい資料はありません。
DDGでは「あまつかぜ」から「はぐろ」まで、DDHは「はるな」から「かが」までの歩みと
各国のとの比較、現状分析等について各論説氏が解説されています。
「あまつかぜ」
「はぐろ」
「はるな」
「かが」
その中で、元防衛大学校教授堤氏は「あまつかぜ」「はるな」への乗艦勤務があり、運用側としての記事には読み応えかありました。
特に記事としてはイージス・システムについては記載が多いのですが、今までも沢山特集があり、特別号もあります。
現在の課題は政府がBDMへの搭載レーダーはSPY-7に決定しました。
これに沿って徳丸氏は賛同されています。
現代の艦載兵器 〈第22回〉レーダー その2で多田氏もSPY-6とSPY-7につい解説もあります。
自分の意見としてはSPY-6とSPY-7では使用目的が違うのであり、
SPY-6は艦隊防衛用、SPY-7は国防防衛用であるのではないかと思います。
それを艦船に搭載させて運用しようとしているので、色々な意見が出ています。
そもそもイージスアショワを導入する時に安倍政権が決めて、防衛省上層部が忖度して、
内容を精査することなく、候補地を決めてしまったことが迷走に行ったと思います。
その他の記事としては小林氏の「ロシアの新型特殊任務原潜「ベルゴロド」 その役割を考える」内容です、
ロシアは未だにこの種類の潜水艦を建造しているとのことで、旧態依然の発想であると思います。
アメリカはNR-1が除籍してからはこの種類の潜水艦は建造していません。
それと米新造攻撃原潜「ハイマンG.リッコーヴァー」の命名式の記事がありました、
1世はロサンゼルス級SSN-709で2007年12月27日除籍、
2世はヴァ-ジニア級SSN795で2020年竣工予定でしたがコロナで遅れたようです。
「原潜の父」の名前は受け継がれていくようです。