世界の艦船は5月号の特集は海自イージス艦の30年です。
これまでも「こんごう型」「あたご型」「まや型」については特集が組まれていて、
導入から30年を振り返り、今後の展望について解説されています。
個々のテイプの違い等についてはよく知られています。
井上氏は今後の課題について解説されています、
特にベースライン、BMD能力、IAMD、CEC等の各艦の違いにおいて今後どうするか、
特に運用面での課題があるのではないかと指摘されています。
特にイージス武器システムはハード、ソフト、ネットワーク構成についての違いは
基本的には同一とする必要があるのではないかと思います。
理由は各艦が作戦時、訓練実施時において得られたデータを共用して
水展開する必要があると思います。
特に最近ではAIによる活用が必然であると思います。
各艦が個別に対応するのではなく、全ての艦船は同一のネットワークで結ばれており、
情報は一元化されており、それらのデータをAIが把握して的確な指示を
それぞれのイージス武器システムに行うようにする必要があると思います。
その中で、野木氏の「「まや」「はぐろ」SQTでIAMDに成功!」解説には注目しました。
それぞれの艦の能力と不足分を如何に補うかはネットワークとシステムの
統合連携が必要であることが分かります。
それと現在において収集した情報の共有化が度の様に運用されているか知りたいのですが、
そのような解説はありません、これは機密事項なのかもしれません。
今月号では石井氏の「防衛装備品展示会「DSEI JAPAN 2023」を見て」レポートは
興味があります、防衛費増額には各武器メーカーも力が入ります。
そして小林氏の「オーストラリア原潜計画の概要と課題」において
原子力推進にかかる課題のなかで、
要員育成と高スキルが大切であることはアメリカ海軍を見れば分かります。
導入するのであれば、早くからノウハウを習得して要員の育成に努めなければ、
簡単では無いと思います。
海上自衛隊ニュースに「潜水艦用VLSに関する技術検討薬務を公募」の記事がありました。
入札仕様書をみたら入札に参加できるのは三菱重工業と川崎重工業の2社です。
入札は4月17日ですが、結果を検索しましたが、分かりませんでした。
多分、三菱重工業だと思います。