だすけ、せったねかね

新潟の、万年少年?宮ちゃんの、歌って、踊って、ハッピー!ラッキー!レッツ エンジョイ!ミュージック・ライフ!!!

宮ちゃん(宮尾昌成)へなちょこな詩 その26

2019-08-14 05:19:32 | 日記
小学4年くらいの頃
クラスメイトで、しょっちゅう、
絵画コンクールで入賞する男子児童がいた
だけど、その子の絵を見ても
そんなに上手い絵には見えなかった
「ぜんぜん僕の方が上手いのにーーー」
って、思った
「なんで、こんな絵が?」
って思った
形は不格好だし
そんなに大きくないところが大きく描いてあったり
色の塗り方も、なんだか奇妙な感じだし
だけど、この子の絵だけじゃなかった
雑誌やテレビで紹介されている、いろんな絵画コンクールでの
優秀作品を見ると、やっぱり
「なんで、こんな絵が?」
って思うものばかりだった
一度も入賞できていない僕は
そして、負けず嫌いな僕は
めちゃくちゃ、ムカついた
が、その後、いろんな絵を見ていくうちに
だんだん分かってきた
良い絵って、こういうものなんだ
こういう絵が評価されるんだ
こういう描き方をすればいいんだ
って
芸術って、こういうものなのかなって
少しずつだけど、分かってきた気がした
そして、僕は6年のとき
とうとう、絵画コンクールで入賞することができた
僕の絵は額に入れられ
学校の廊下に飾られた
ところが、ある日の放課後
その廊下を通りかかったとき
クラスメイト達が僕の絵を見て話してる声を聞いてしまった
「なんで、こんな絵が?」