ココロ散歩道

心理士の何気ない日記です 
sakurajuku-takanohara.jimdosite.com

少子化対策とか

2023-06-05 13:40:02 | 社会・経済
子どもを増やそうと思うなら

母である女性の地位を守ってほしいです。
仕事を守ってほしいです。
子育てや介護で一時中断することのリスクがとても大きいです。
中断ということはほぼ退職につながってしまいます。
子育てや介護は先が見えないから、仕事も辞めざるを得ないことになることが多いです。

男性は妻が出産しても仕事を辞める必要がないから、続けられます。
女性は少なくとも出産すると一時期絶対に休む羽目になる。
出産は命がけです。もうひとつの命を抱えて妊娠期を送り、
生まれたら一人の人間の生死を背負って過酷な日々が始まります。
そんな過酷さを背負いながら、家を支えられるほどのお金を稼ぐ仕事を続けられる女性は
まだそんなに多くないと思います。
中にはいますが、たいてい、たまたまの社会資源(元気な親たちや、財産)に
もともと恵まれていて、出産子育ての過酷さを分散できる人だと思います。

この世の成人男女比は1:1のはず。
「健康な成人男性」は半数にも満たないはずなのに、
「健康な成人男性」が政治や社会の制度や仕事上の常識みたいなものを作ってきたので、
いまだに「健康な成人男性」にあてはまらない人々は、生きにくいのでしょうね。

「健康な成人男性」が伝統的に担ってきた仕事は保証され、
シャドウワークを一身に引き受けてきた女性の伝統的な仕事(家事子育て介護にかかわる仕事)には
いまだ金銭的価値がきちんと与えられていない場合が多いように思います。
介護士、保育士、(心理士も!)…人と向き合い、人を支える仕事ですが、
賃金は安いです。

それはさておき、
せめて、せっかく就いた仕事を子育てや介護でやめなくてもいいように
いつでも戻ってこれるようにしてほしいなと思います。
戦後からもうすでに学業においては男女平等に努力していますよ。
仕事に就くために勉強している量は、男女同じです。

青春を将来のために努力して頑張ってきた人に、
せっかく就いた仕事を辞めなくてはいけないリスク、
家庭の経済を一人の人に頼ってしまうリスク、
果ては暴力を振るわれても経済力がないため子どものために我慢しないといけないリスク、
なんてものは、背負わせたくないですよね。

そのリスクの部分を最小にできるように、政治は頑張ってほしいと思います。

お金も必要ですけど、
お金をばらまいても、少数ですけど子どもに使わずギャンブルやブランド品に使う親もいますので、
お金はばらまく前に教育や福祉にあててほしいと思います。
子どもたちが食べる給食費もタダにしてほしいです。

わたしの世代にはもう間に合いませんが
娘たちの世代はもう少し安心して生きていける時代に
なってほしいですね。

政治家の皆さんは、少なくとも3年くらいは子育て体験と、介護体験をしてほしいです。
限りある経済の中で、全責任をもって子どもや親の面倒を見ていく、
心を砕いて育児や介護にあたるということが
どんなにしんどいことか、わかってほしいなと思います。
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コストコにいってみる

2012-11-16 23:09:07 | 社会・経済

昨日、かねてから誘われていたコストコに行ってみた。

 

コストコ大好きな友人からは「楽しくて仕方ないよ」

 

ということ。

 

一方で、やや冷めた友人からは「アメリカのただの業務スーパーだから

 

目新しいだけでたいしておもしろくもない」。

 

5人家族の食卓の責任者として、日本の業務スーパーのユーザーである私に、

 

コストコはさてどんな存在になるのか?

 

結果は…

 

「確かにたまに行くにはおもしろいが、会員になるほどでもない」。

 

 

たまに行くには面白い。

 

まだ目新しいというのを差し引いても、

 

試食が気前よしというのと、

 

大好きなチーズが充実、ピザがおいしい、

 

パン・マフィンがおいしい(けど大量)、

 

アメリカらしいおもちゃが面白い、

 

お菓子もパーティを想像させるような楽しく色とりどりの(そして大量な)品揃え。

 

 

何でも大量パッケージでどかっと買える(買うしかない)ということも魅力のひとつだろう。

 

一緒に行った友達も、レジの列のお客さんも、

 

たいてい万札で支払っている。

 

 

もしかして、コストコはストレス解消にいいのかも。

 

世の中に買い物依存という病気があるが、

 

コストコに行く、そしてどかっと買い物をすることで、

 

なんだか気持ちが大きくなり、そしてストレスを発散できるような気がするのだ。

 

買い物依存の人の気持ちの一端が垣間見れる思いがした。

 

 

一生懸命毎日倹約して家族と家計を支え、つましく生活している多くの主婦が、

 

月に1度、ぱーっとお金を使い発散できる場所。

 

しかも、その対価たる商品はどれも換算すれば普通のスーパーよりも安く、

 

罪悪感を感じさせない。

 

家族のためとして買い物ができ、しかも友達とシェアしあう(これがまた楽しい)こともでき、

 

節約分のお金(幻想だろうが)で素敵なお菓子や子どもにおもちゃまで買える。

 

 

コストコはうまいこと商売をしてるな。

 

と、思った。

 

日本でのつましい主婦が、海外の大型スーパーでリリースする

 

お金とストレス。

 

もしもコストコが景気の悪い日本の主婦のストレス解消までをも、

 

すでに戦略に組み込んで進出していたとすれば、

 

拍手モノだと、思う。

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