ココロ散歩道

心理士の何気ない日記です 
sakurajuku-takanohara.jimdosite.com

11歳娘の成長

2012-12-04 23:28:43 | 日記・エッセイ・コラム

今日の夕食時、長女が意味深な?話を。

 

「学校の先生が怖いから、最近はお母さんに怒られることが怖くなくなってきた。」という。
学校の担任の先生は、このほど緊急保護者会が開かれたほど、
今時には珍しい、行き過ぎ指導の厳しい先生である。

 

その先生が怖すぎるため、お母さんの叱責が怖くなくなってきて、
ワガママをもっと言ってもいいのではないかと思うようになったという。

 

今まではお母さんに叱られるのがイヤで、いい子をしてきたというのだ。

 

 

「母さんにはその境目(いい子にしてた→いい子をやめた)がわからんかったわ~」と、笑ったが、
娘が母に向かってこんな話をしてきたのが面白く、同時に、大きくなったなぁと、感心してしまった。

 

 

娘がいうには、
「これまではお母さんに結構従ってきたと思うねんけど、
もうお母さんの言うことを全部聞くこともないかな~と、思うねん。
先生も正しいわけじゃないし、お母さんも間違ってるときあるし。」

 

 

娘も大きくなったものだ。
赤ちゃんのころも、まだまだ思い出せるのに、子どもってほんとうに、
成長が早い。

 

 

「自然な成長を妨げない」というのは私の育児方針でもあるけれど、
その結果かどうかわからないけれど、
ほんとうに自然に思春期に入り、
偶然のきっかけ(学校の先生が怖すぎる)から、自然に親から距離を取り出したのだ。

 

 

一瞬、驚いたが、そういう娘の成長はやはり、とてもまぶしく、うれしく、思えた。
「いいことに気がついたね。もうバレてたとは思ってたけど、そう、親の言うことをなにも
鵜呑みにすることはないよ。母さんだって間違うことあるし、必ずしも従う必要もない。

 

これからは自分が正しいと思ったことを、自分でやっていくんやね。
母さんの言うことに従っていれば、失敗したら母さんの責任にできるけど、
自分でやっていくってことは、自分でその行動の責任をとるってことなんだよ。
もう少し大きくなったら、ちょっとずつこういうことを感じていくと思う。

 

がんばってね。自分の人生。応援だけはずっとしてるからね。
あなたが、こういうことに気づいたのは、とても立派なこと。

 

 

親からこうして離れられない子どものまま、大人になった人は、
周りも自分も、その子どもまでみんな苦労する。
あなたは、もうそういう心配はないみたいね。
お母さんは、うれしいわ。」

 

 

ちょっとした記念日にしたいくらい、しみじみうれしい冬の夜。

 

もう少ししたら、恋の相談なんかも、出てくるのかなぁ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする