私は、15年位前から同じ町にある重度身体障害者の暮らす施設「ひかりのさと のぞみの家」に一人で個人ボランティアにいっている。
ずっと週に1回行っていたが、オットの退職で自分がもっと働くようになり、また、孫のお守を週に1回するようになり、ほとんど時間が取れなくなった。
ここで千代子さんという自分と同じ年の方と長い付き合いをしている。
SWというサイトで、「ストレッチャーが行く」というページに記録をUPしてきた。
しかし、障害者自立支援法が施行されて、重度の入居者の経済的な生活が激変した。今までのように年に何回もお出かけなどできなくなった。
彼女は、毎日ストレッチャーの上で一日を過ごす。
私がPCを始めてからは、自分もとながい蛇腹の棒の先のセンサーを、舌や頬でタッチして「オペレートナビ」というソフトのデスクトップ上のキーボードから入力できるようになった。
でも、はたでみていると気が遠くなるような作業。
更新がまったくできていないのに、毎日自分が載っているページを、楽しみにみてくれている。
ブログも開設してあげたけれど、ログインなどが難しくて、誰かが手伝ってあげないとなかなかできない。
そんな彼女は子供が大好き!
連れて来てくれと言う。
今週は上の子の保育参観があるので預かってくれと嫁に頼まれたので、迎えにいった帰りに足を延ばした。
大きな施設で入るとまず大きなホールがある。
そこには車椅子と、ストレッチャーがいっぱい。
通り抜けて千代ちゃんの部屋に行くと、すごい喜んで「あおいくん~」と声を振り絞り叫んでくれる。
孫は、びびって私の後ろに隠れてしまった。
2才3ヶ月の子には刺激が強すぎるかなと思いつつ、千代ちゃんのストレッチャーに近寄り「あおいくん、このおばちゃんはね足が痛いの。手も痛いんだよ。イタイイタイであんよができないの」と手足をさすりながらみせた。
脳性まひで手足はねじ曲がっている。
嬉しくてしょうがない千代ちゃんは「あおいくん~~」と叫び続ける。
しがみついたままの孫に、千代ちゃんは優しいのよ~。今度一緒においしいところに行こうね。などと言って10分くらいいただろうか。
千代ちゃんに「最初だから慣れないからもう帰るね」といって「あおちゃん、千代ちゃんって呼んであげて」というと、ちゃんと「ちよちゃん」という。「ちよちゃん、バイバイ」と部屋をあとにした。
ホールでは職員さんたちが次々寄ってきて、「かわいいね~」と声をかけてくださる。
小さい子というものが生活圏内にいないのでみんなものめずらしいようで住人さんも見ている。
「怖がってしまって・・」というと職員さんが「うちの子もそうだよ。仕方ないよ。慣れるしかないよ」と
考えてみたら、千代ちゃんは坊主頭だし男性か女性かわからないだろうし、ことばも聞き取れないしうつぶせに寝ているし、二歳の子の頭には理解できることではないものね。
ホールを出るとき、「みんなにバイバイは?」というと「バイバイ~ばいばい」と必死にやっている。
あとから子供心に帰るのでほっとしたのかもと思った。
帰ってから、孫の大好きな娘(おばちゃん)に電話して話していたら、「あおくん、こわいこわいした」と話していた。
この子は上の子と違って、すごく適応性が強くて、人にもなれるのが早い。
これからちょくちょく連れて行くようにしたらきっと、大人になったとき身体の不自由な人たちを怖がったり、さげすんだり、そういうことをしない大人になるのではないかと願っている。
とにかく慣れることだ。と思う。
次は千代ちゃんがくるみでジュースをおごりたいそうなのだ。楽しみにしている。
ずっと週に1回行っていたが、オットの退職で自分がもっと働くようになり、また、孫のお守を週に1回するようになり、ほとんど時間が取れなくなった。
ここで千代子さんという自分と同じ年の方と長い付き合いをしている。
SWというサイトで、「ストレッチャーが行く」というページに記録をUPしてきた。
しかし、障害者自立支援法が施行されて、重度の入居者の経済的な生活が激変した。今までのように年に何回もお出かけなどできなくなった。
彼女は、毎日ストレッチャーの上で一日を過ごす。
私がPCを始めてからは、自分もとながい蛇腹の棒の先のセンサーを、舌や頬でタッチして「オペレートナビ」というソフトのデスクトップ上のキーボードから入力できるようになった。
でも、はたでみていると気が遠くなるような作業。
更新がまったくできていないのに、毎日自分が載っているページを、楽しみにみてくれている。
ブログも開設してあげたけれど、ログインなどが難しくて、誰かが手伝ってあげないとなかなかできない。
そんな彼女は子供が大好き!
連れて来てくれと言う。
今週は上の子の保育参観があるので預かってくれと嫁に頼まれたので、迎えにいった帰りに足を延ばした。
大きな施設で入るとまず大きなホールがある。
そこには車椅子と、ストレッチャーがいっぱい。
通り抜けて千代ちゃんの部屋に行くと、すごい喜んで「あおいくん~」と声を振り絞り叫んでくれる。
孫は、びびって私の後ろに隠れてしまった。
2才3ヶ月の子には刺激が強すぎるかなと思いつつ、千代ちゃんのストレッチャーに近寄り「あおいくん、このおばちゃんはね足が痛いの。手も痛いんだよ。イタイイタイであんよができないの」と手足をさすりながらみせた。
脳性まひで手足はねじ曲がっている。
嬉しくてしょうがない千代ちゃんは「あおいくん~~」と叫び続ける。
しがみついたままの孫に、千代ちゃんは優しいのよ~。今度一緒においしいところに行こうね。などと言って10分くらいいただろうか。
千代ちゃんに「最初だから慣れないからもう帰るね」といって「あおちゃん、千代ちゃんって呼んであげて」というと、ちゃんと「ちよちゃん」という。「ちよちゃん、バイバイ」と部屋をあとにした。
ホールでは職員さんたちが次々寄ってきて、「かわいいね~」と声をかけてくださる。
小さい子というものが生活圏内にいないのでみんなものめずらしいようで住人さんも見ている。
「怖がってしまって・・」というと職員さんが「うちの子もそうだよ。仕方ないよ。慣れるしかないよ」と
考えてみたら、千代ちゃんは坊主頭だし男性か女性かわからないだろうし、ことばも聞き取れないしうつぶせに寝ているし、二歳の子の頭には理解できることではないものね。
ホールを出るとき、「みんなにバイバイは?」というと「バイバイ~ばいばい」と必死にやっている。
あとから子供心に帰るのでほっとしたのかもと思った。
帰ってから、孫の大好きな娘(おばちゃん)に電話して話していたら、「あおくん、こわいこわいした」と話していた。
この子は上の子と違って、すごく適応性が強くて、人にもなれるのが早い。
これからちょくちょく連れて行くようにしたらきっと、大人になったとき身体の不自由な人たちを怖がったり、さげすんだり、そういうことをしない大人になるのではないかと願っている。
とにかく慣れることだ。と思う。
次は千代ちゃんがくるみでジュースをおごりたいそうなのだ。楽しみにしている。
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