祈りを、うたにこめて

祈りうた(寓話  おいら少国民  コロナの嘆き)

寓話  おいら少国民

 

─ゲンパツ 止メマセン

─ゲンパツ 売リマス

─いのち 

 安イデス

―保険  各種あります

―希望

 もってどうします?

そんな国の

おいら少国民

 

花粉だか 黄砂(こうさ)だか

放射能だか

ウィルスだか

なんだかわからない空気

祖国ニッポンの

よどんだ空気

 

─さぷりめんと たくさんのみます

─あるこーる きらしません

 あの手この手のビールのCM

─添加物 いっぱいです

─高いたかい物価 

 安いやすい給料

―貧富の差など

 知らんぷりのお金持ち一握り

そんな国の

そんな祖国の

おいら少国民

 

 

 

 

 

寓話 コロナの嘆き

 

いのちの安い国で疫病が蔓延(まんえん)している

前の総理は布マスクなどしてテレビの前で嘘をついた

 

われわれは昨日仕事にとりかかる

けれど今日 発注をかけない

われわれは昨日 客に食べ物飲み物をつくる

けれど今日 客を追い返す

われわれは昨日 夫婦げんかをする

けれど今日 笑って唾(つば)を飛ばしあわない

れわれは昨日 子どもを叱りつける

けれど今日 マスクを外して抱きしめない

われわれは昨日 孫の誕生の知らせを受けとる

けれど今日 親は我が子の頭をなでない

われわれは昨日 死者の知らせを聞く 

けれど今日 顔を見て死者にお別れを告げない

われわれは昨日 あっけなく死んだ

だから今日 遺書を書かない 

 

コロナは昨日も今日も明日も元気

勝手し放題に人をあやつる

命の安い国で今の総理も嘘をつく

─コロナは弱虫

 ワクチンには勝てません

  そもそもコロナは

 人間嫌いです

 

●ご訪問ありがとうございます。
コロナがまたまた人に襲いかかっています。家族全員が陽性になったという話もききます。関係する大臣の真剣さが伝わってきません。
正直なところ、馴れも疲れも出てきています。いい加減にしてくれと、ウイルスに叫びたい気持ちです。

ウクライナの好転を祈りつつ、コロナウイルスの課題にも再び目を向けたいと思います。

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