自分教Ⅴ―善魔②
1 善・悪・魔
善という字 「口」がついている
悪という字 「心」がささえている
魔という字 「鬼」が棲んでいる
善いひとのわらった口元に
かすかな汚れがついているのを見たことがある
悪いひとの心のすみっこに
意外な優しさを感じたことがある
悪魔の心には鬼がいっぱいだ
善魔の口にも隠れた鬼がいる
悪魔も善魔も もしかしたら
この鬼にあやつられているのかもしれぬ
2 善魔なる魔の棲む穴に鬼宿る
「魔」の字をじっと見た。中に「鬼」が入っているではないか! ああ、そうか、みんなオニのしわざなのか。
「悪魔」は鬼の支配下にある。「魔が差した」とき、それはオニが悪さをしたのか、ヒトがしたのでなく。
聖書に、自分では善いことをしたいという強い願いがあるのに、どうしてもそれができない。できないどころか、悪いこと・罪なことばかりをしてしまう、と嘆く人の告白がある。いつも罪が、自分の心を動かそうとしているのだ、と。
「善魔」は、自分はこれまで悪いことをした覚えなどない、そう胸を張るオニ。自分は正しい人間だと、知らずのうちにうぬぼれて、後ろ指をさされることはないと安心しているオニ。
オニの力は侮(あなど)れない。
「悪魔」は鬼の支配下にある。「魔が差した」とき、それはオニが悪さをしたのか、ヒトがしたのでなく。
聖書に、自分では善いことをしたいという強い願いがあるのに、どうしてもそれができない。できないどころか、悪いこと・罪なことばかりをしてしまう、と嘆く人の告白がある。いつも罪が、自分の心を動かそうとしているのだ、と。
「善魔」は、自分はこれまで悪いことをした覚えなどない、そう胸を張るオニ。自分は正しい人間だと、知らずのうちにうぬぼれて、後ろ指をさされることはないと安心しているオニ。
オニの力は侮(あなど)れない。
★たんぽぽの 何とかなるさ 飛んでれば
★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。
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