祈りを、うたにこめて

祈りうた(いのち  オロオロ アルキ  アンテナ)

オロオロ アルキ

 

 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中に

 

  日照りのときは涙を流し

   寒さの夏はおろおろ歩き

 

という二行がある。いまのわたしでもある。ロシアの、―いや、プーチン大統領の破壊的な行動に対し、「おろおろ」するばかりの力の弱い者、それがわたしなのだ。
 だが、それでも、わたしはいおう。

 

  北に喧嘩や訴訟があれば

   つまらないからやめろと言い

 

 そう言った賢治のことばに心を合わせて。

 ―侵略をやめろ、

  己の私欲にかられて人を、自由を踏みにじる、

  そんなことはツマラナイ、

  だから、

  いますぐにやめろ! と。

*宮沢賢治「雨ニモマケズ」より、青空文庫(原文はカタカナ表記。「青空文庫」は、著作権のなくなった作家の作品が納められている無料の文庫)

 

 

 

アンテナ

 

ピカドンに

光があった

音があった

―破壊するものの。

 

気をつけていよう

よこしまなものにも

響きがある

よこしまなものにも

輝きがある

 

きみよ

耳を澄(す)まして聞き分けよう

目を凝(こ)らして見分けよう

その響きが自由への音であるか

その輝きが希望への光であるか

しっかりとたしかめよう

全身をアンテナにして。

 

 

 

●ご訪問ありがとうございます。

たくさんの方々が、ロシア・プーチン大統領の暴挙に対して発言されています。このgooブログだけでも、大きな反戦の声になると思います。「ひとりより ふたり」、「ふたりより さんにん」のその声が集まれば、一人ひとりの声はか細くても、きっと大きく強い「声」になると信じます。

わが神。どうか私が恥を見ないようにしてください。私の敵が私に勝ち誇らないようにしてください。(旧約聖書「詩篇」25篇2節。「私」を「ウクライナ国民」とも「わたしたち」とも置き換えて読みました)

 

●この記事は「ウクライナ」というカテゴリーのなかのものです。他の記事も読んでいただけたら幸いです。 

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