しあわせの歌 連結列車2―箱根駅伝
1
しんがりを走る勇気は 先頭を行く勇気とおなじだ
あせる心はかえって脚をもつれさせるだろう
わあわあという歓声が君の孤独を慰める それが励ましでも同情でも
せめて一人でも抜こうなどと思わず 君よ、堂々とビリを走り抜け!
2
しぬほど辛い、恥ずかしい、下級生についていけぬ そう言ってへこたれないで!
あと少しで君はその襷(たすき)を仲間へ連結するのだ
わが生涯を振り返るとき 今の勇気はきっと大きく膨らんでいる
せすじを伸ばせ、前を向け 駅伝ロードは全部君のものだ
●ご訪問ありがとうございます。
箱根駅伝は好きだと、以前にも書きました。先頭を突っ走る選手も魅力的ですが、引き離されてしんがりを走る選手には、何とも心が揺さぶられます。
エントリーされても走れなかったチームメイト、エントリーもされなかった大勢の仲間たち、その熱い思いが、一本の襷にこめられているのだなあと思うと、涙腺がついゆるんでしまうのです。