今日の1枚は、久々にアルバムをリリースしたこの方。
星村麻衣
『MY LIFE』
2008/9/17リリース
SME RECORDS
SECL 683~4
セカンドアルバムから2年8ヶ月ぶりにリリースされた3枚目のアルバムです。
ちなみに1枚目と2枚目の間も2年半開いてました。
singleはそれなりのスパンで出してますから、アルバムに関してはかなり作りこむタイプなのかもしれませんね。実際はレーベルの事情が一番大きい気もしますが(苦笑)
しかし、内容としては待たされた甲斐がある充実っぷり。
既発シングル5曲を含む上、新曲もイイ作品が多いです。
個人的には「青空スケッチ」「Popping」「Crash!」「Flower」といったあたりをレコメンド。
ポップでアッパーに弾ける路線や、メロディのフックが効いたミドルグルーヴが彼女の真骨頂だと思うので。
世間的にはスロウチューンの評価が高いのかもしれませんが(苦笑)
全12曲中、彼女がピアノを弾いているのは半分の6曲。
ココをどう判断するかは聴く人によって様々でしょうが、私は“ピアノガール”の呪縛から解かれた才能あるシンガーソングライターの成長と捕らえます。
いいバランスになってきたんじゃないかと思います。
実際、今までの3枚のアルバムの中では、楽曲のクォリティの平均点は一番高い。
これで、120点のキラーチューンが1曲あったら名盤と呼べるでしょう
アレンジャーは、Falsetto de Esが3曲、鈴木“Daichi”秀行が2曲、本間昭光と渡辺徹が1曲ずつ、そしてシライシ紗トリが5曲。
今回は、メインといっていいシライシ氏がキーですね。
いい仕事してます。
オレンジレンジを手がけてる時は、なんとも思わなかったけど(失礼っ)、楽曲に左右されるタイプなのかなぁ・・・・・(笑)
ともあれ、彼女のソングライターとしてのポテンシャルの高さが感じられる1枚になったと思います。今後の創作活動にも期待できそうですね。