私の仕事は、年の前半6ヶ月が忙しく、後半6ヶ月が比較的余裕があるという、典型的な季節労働なのですが(苦笑)、やっと普通に音楽を聴ける生活に近づいてきました。
といって、4ヶ月近く前のリリース作品を取り上げるのもどうかと思うのですが
JiLL-Decoy association
『JiLL-Decoy associationⅢ(ジルデコⅢ)』
2010/2/3リリース
Village Music
IVCL-7(TGCS-6044)
ジルデコこと、JiLL-Decoy associationの3rdフルアルバム。
ポニーキャニオンからインディーズに移ってのリリースですが、個人的には最も魅力的な作品になってる様に思います。
今回は、全ての楽曲をメンバーがコンポーズし、アレンジやプロデュースも手がけるという、まさに彼らの全てが注ぎ込まれた作品。
まず、楽曲のクオリティが格段に上がっていると思うのです。
端々にフックがちりばめられた、いいメロディの曲が多いし、そのキャッチーさをスタイリッシュに昇華させるアレンジも秀逸。
chihiRoのヴォーカルは表現力が更に増し、kubotaのギターは音色とフレージングが実に私の好みで、細かいディテールまで楽しみたい
アルバム全体に漂う空気が、オトナなんです。
私はお酒を呑みませんが、お酒と一緒に楽しんだらイイだろうなぁ・・・と思えるアルバム。
ジャズとファンク、R&B、クラブ系の音を軸にしながらも、ロック的要素やポップ感もブレンドされた、柔らかさとしなやかさを兼ね備えた音が楽しめるクロスオーヴァーな作品だと思うのです。
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