日本グルーヴチューン振興会

東京事変『スポーツ』

三連休ですから、少しでも更新しておきたいですねぇ・・・・
なので、こんな時間に(苦笑)

東京事変
『スポーツ』
2010/2/24リリース
EMIミュージックジャパン
TOCT-26940
Sports 椎名林檎率いる5人組バンド、東京事変4枚目のフルアルバム。

前作で、椎名林檎は作詞と歌唱に専念し、作曲を他のメンバーに任せるというスタイルを取ったが、今回は彼女が作曲した曲も収録されている。
とはいえ、今回も13曲中9曲は椎名林檎以外が作曲した曲が並んでいる。
しかし、その楽曲の出来は前作を遥かに凌駕し、実に聴き応えがあるアルバムになっていると思うのだ。

例えば、鍵盤の伊澤一葉が作曲した「電波通信」
強烈にドライヴするベースと駆け回るテクノ風味のシンセに彩られた、キャッチーなサビのグルーヴ感にヤラれてしまう。

例えば、ギターの浮雲が作詞作曲した「シーズンサヨナラ」
メロウグルーヴなアレンジの中で異彩を放つロックなギターとジャジィな鍵盤。もちろんメロディには確かなフックが存在する。

例えば、一葉椎名林檎による「絶対絶命」
ネガティヴで重たい歌詞を嘲笑うかの様な弾む鍵盤。歌う様なベースとスムースに裏を打つハイハット。80年代のニューミュージックを彷彿とさせるキャッチーなサビメロが気持ちイイことこの上ない。

他にも、ミドルテンポでクールなジャジィグルーヴ「FAIR」、高い演奏力と強烈にポップなサビメロが融合する「乗り気」、アーバンな空気を纏ったメロウバラッド「スイートスポット」など、いい曲が目白押し。

先にシングルで出された「能動的三分間」が示した様に、実にクオリティの高い好盤。
個人的には、事変のアルバムで一番好きかもしれないな。

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