日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:ナチュラル ハイ 『KEY』

Key_1いやぁイイなコレは(笑)
既発シングルの出来からしても名盤になるとは思ってたけど、こんなにツボを突かれるとは・・・
ナチュラルハイのセカンドアルバムは2006ベストアルバムの候補としてエントリーされる作品になりました(早いって…笑)
では曲解説(そんな大そうなモンじゃないです)でも。インタルードが3曲あるので実質12曲、その内シングルで聴いてるのが5曲あるのでアルバム曲が7曲。この7曲がホントにイイんだよね。なので、何曲か感想を。

1曲目の「Allegretto」の出だしのピアノを聴いた瞬間に、一発ノックダウン(爆)。ラテンテイストのピアノインスト(コーラス有り)だけど、こんな印象に残る曲は久しぶりな気がするよ。全体が持つ雰囲気が、スペクトラム解散ライヴのオープニングナンバー「サンバ・イン・F」を思い出させる(謎)。カオルコさんのピアノとurb:鈴木渉のベースが絡む辺りはゾクゾクするわぁ。ライヴでみんなで「ララララララララ~」ってコーラスを合唱したくなる。

4曲目「NATURAL HIGH!」SOIL&“PIMP”SESSIONSのタブゾンビと元晴をホーンに迎えた極上パーティーチューン。ナチュの2人を中心に皆が集まって来てセッションで盛り上がってる感じが思い浮かぶ。文句無く楽しい1曲。

6曲目の「rag time,bad time」はイントロからファンキー感アリアリのアッパー。全体を通して跳ねまくるカオルコさんのピアノ、ノリがいいサビのフレーズ、この曲に限らず今回のアルバム全体で思うけど、リズムに対する拘りというかグルーヴをもの凄く大事にしてる印象があるな。

11曲目「Butterfly」は曲展開が個人的にツボ(笑)。ミドル~スロウのAメロからBメロで段々と躍動感が増してきて畳み掛ける様にグルーヴィなサビ。弦一徹カルテットのストリングスもグルーヴに一役買ってます。歌謡曲的、という訳ではないんですが・・・なんか、ほんの少し曲の構成とか懐かしい感じがしたのは気のせい?

ラストを締める「I think of you」は2人だけで奏でられる力強いピアノバラッド。普段はバラッド嫌いの私でも、コレはココロに響く。私はサビの歌詞でヤラれました。あと、ラストのコーラスの部分ね。自分を支えてくれる人(恋人、家族、友達、誰でも)がいるなら、この曲は堪らんモノを感じると思います。

勿論、「プロローグ」「だから、私は歌う」といった名曲は、アルバムの中でも変わらない輝きを放っています。このアルバムをセルフプロデュースで作ったナチュラルハイに脱帽

彼女達はコンポーザーとしての魅力とか、ヴォーカリストとしてのスキルといったコトよりも、サウンドメイクの部分でホントに素晴らしい才能を持ってる気がする。とにかくアレンジが大好きなんだよなぁ。


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