久しぶりに新譜の感想を書いてみようかなと思います。
個人的には今年のガールズポップを代表する一曲になる予感がビンビンとする素晴らしいシングル。
脇田もなり
「TAKE IT LUCKY !!!!」
2018/4/25リリース
VIVID SOUND
HCCD-9596
元Especiaという説明も最早いらないかなと思うくらいソロシンガーとしての地位を確立したと思しき脇田もなり。
今回のシングルには彼女の魅力が溢れています。
まず声が最高に魅力的。リリースを重ねる毎にスキルが磨かれていくのが体感できます。エスペシア時代に強く感じられたクセがコントロールされエヴァーグリーンなチャーミングさがそこかしこからにじみ出る。
そして、何よりも素晴らしいのは彼女に与えられる楽曲の数々が本当に良質なポップスばかりであること。
今回のタイトルチューンは作詞:UKO、作編曲&プロデュース:新井俊也(冗談伯爵)によるキラキラしたディスコポップ。UKOさんによるコーラスアレンジも絶品です。そして何よりも私に楔を打つのは間奏の鍵盤。角松敏生の“初恋”のイントロが頭に浮かんでしまうアーバンなフレーズにメロメロです。
そしてカップリングの「PEPPERMINT RAINBOW」も負けず劣らず最高。個人的にはこっちの方が好きかも。作詞:前園直樹、作編曲&プロデュース:新井俊也という冗談伯爵楽曲。スムースエースによるコーラス&コーラスアレンジが痺れるニュージャックスイング。岡村玄さんのコーラスを聴いてると横山輝一や林田健司楽曲を頭に浮かべてしまう極上グルーヴチューン。
ミックスはどちらも信頼の佐藤清喜氏(microstar)です。
本当にリリースを重ねる度にどんどん良くなっているのを実感する訳で、リリースが予定されているセカンドアルバムへの期待が膨らんで仕方ありません。今年のマイベストに選ぶ予感しかありません(笑)
最後に先日ライムスター宇多丸氏のラジオでスタジオライヴをした時の音源を貼っておきます。その実力の高さが解るかと。