また、“Mステ”出演のタイミングでの記事になりました(笑)
福原美穂
「ひまわり」
2008/7/16リリース
ソニーミュージックレコーズ
SRCL6812
前作「CHANGE」で鮮烈なデヴューを飾った、福原美穂のセカンドシングル。
リードトラックは、ストリングスの効いたダイナミックでスケールの大きなバラッドチューン。
作曲は、彼女と山口寛雄の共作。アレンジはレミオロメンから椎名林檎、クラムボンなど幅広いサポートで知られる皆川真人です。
デヴューシングルが、かなりソウルフルな路線だったので、このセカンドのチョイスはある程度予測していた。感動系バラッドで、その歌声を浸透させたいという意向なのだろうと理解はしているものの、やはり少し残念ではある。
もっと弾けたポップファンキーなら、彼女のスキルの高さも“声”の魅力も更にアピールしたんじゃないかなぁ・・・・・・・なんて、個人的な趣味で言ってますけど(苦笑)
私としては、そんなにグッとこない(まぁ、元々がバラッド嫌いなんですがねww)曲だったかも。
それよりも、このシングルを買って良かった~と思わせてくれたのは、カップリングの2曲。
「Everybody Needs Someone」は、サビのダブルトラックのヴォーカルが気持ち良過ぎるミドルグルーヴ。彼女の声が醸し出すソウルフルな粘りを堪能できる好作品。
メロディの展開が私好みでもあります。
そして、3曲目「No Warning(When You're Hit By Love)」!
オリジナルとは思えないくらい、古のR&Bマナーに則ったサウンドメイクが実にオイシイ。
ヴォーカルも、強くて粘るボトムノートが魅力全快。端々で聴こえるフェイクも強烈に耳に残る。
山口寛雄と玉田豊夢によるリズムセクション、WACK WACK RHYTHM BANDによるホーンセクションも、あの頃のオールドファンクを感じさせる。
メチャメチャかっこいい、超ファンキーアッパー!
いやぁ、この2曲でオツリがくるよ。ホントに(笑)
考えてみれば、3曲のタイプが“バラッド”“ポップ”“どファンキー”って・・・・デヴューシングルと同じだ。彼女のヴォーカルの幅広い魅力をちゃんと考えてるんだな(笑)