日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:宮川愛『Love Songs』

宮川愛のメジャーデビューアルバム。
なのに、なんでカヴァー集なのか・・(苦笑)
シングル3枚リリースしてるなら、オリジナルアルバム出しても良かろうと思うんだけど。
Lovesongs







ネガティヴな枕ですが、このアルバム・・・実は気に入ってます
男性ヴォーカリストの、メジャーな楽曲をカヴァーするというコンセプトは、なかなかイイ企画かと(笑)

まず、愛ちゃんのボトムノートがあって成り立つ気がする。
男性の歌だからこそ、必要なボトムノートの安定感と粘り。
一発で惚れた、あのボトムの力強さが生きてる。

プロデュースは、愛ちゃん自身がクレジットされてます。
この盤への熱意も伝わってきますね。

ラストの曲を除いた8曲がカヴァーですが、スピッツ・尾崎豊・オリジナルラヴ・平井堅・久保田利伸・山崎まさよし・山下達郎・オフコースというラインナップは・・・・・・・・・生半可な実力では手も出せないゾーン(爆)
彼女は、見事に消化して自分の意匠を加えています。

特に、尾崎の「OH MY LITTLE GIRL」はビックリした。
今の今まで、尾崎をイイと思ったコトが一度も無かった(苦笑)私のココロに、スッと入り込んできた。
コレは、アレンジした中塚武のセンスも大きいと思うけど、軽快な打ち込みに乗って唄うキュートな愛ちゃんのヴォーカルがあって、初めて曲の良さが解った気がする。自然に肩が揺れる心地いいミディアムグルーヴに仕上がってます。

そして、久保田の「Missing」もスゴイ。
自分のコーラスをフィーチャーして、全編一人アカペラで押しとおす、実に力技な1曲。
この曲を一人アカペラでやった女性ヴォーカリストって、初めてじゃないのかな・・・?
愛ちゃんのスキルの高さを味わえます。

オフコースの「さよなら」と、尾崎の「OH MY LITTLE GIRL」で思ったんだけど、愛ちゃんと中塚氏の組み合わせは相性イイなぁって。
そしたら、次の曲は中塚氏だという話。
楽しみに待ちましょう(笑)


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