随分と間が開きました(このマクラも定番になってきたな・・・ww)
仕事は一時期ほど忙しくはなくなったけれど、やはりなかなか時間が取れない現実があったりします。
ま、言い訳ですが(苦笑)
今日とりあげるのは、そんなバタついた自分の心を優しく暖めてくれる歌声の持ち主です。
よしもとかよ
『room 417』
私が、彼女の声と出会ったのは2003年。もう6年以上前になる。
インディーで出された1枚のミニアルバムを、何も分からないまま発注したのがきっかけだった。
音も聴かずにCDを予約する、なんてコトは千数百枚のCDを持ってる私でも滅多にあるコトではない。
ただ、案内書に載ってたメガネの似合うアー写と、“富山のキャロル・キング”というキャプション(今となっては、このキャプションもどうなんだろ?とは思いますがww)に惹かれて注文してた。
聴いてみて、腰を抜かしそうになった。泣きそうになった。
そこには、私の理想の声があった。
それ以来、未だに彼女より好きな声とは出会えていない。
世界一好きな声の“歌いびと”が、よしもとかよという存在。
美しく優しい柔らかさと、上手にアク抜きした山菜の様な心地良いエグみを内包する稀有な歌声に、私は虜になった。
件のインディーレーベルから、3枚のミニアルバムとシングル1枚をリリースして、彼女は一旦その音楽活動をリセットすることになる。
色々と悩み、葛藤していたコトを知っていた。だから、彼女の選択を信じていた。
彼女は、商品ではなく作品を届けるために前を向いて一歩ずつ進んできたのだ。
そして、ここに素晴らしい1枚を示してくれた。
セルフプロデュースで、全てを自分の意思で決めて作り上げた、まさにハンドメイドな作品。
手編みのセーターや手作りのアクセサリーの様な質感が素晴らしい温もりを湛えている。
もちろん、メジャーレーベルの作品の様な完璧な仕上がりでは無いと思われるかもしれないけど、それを上回る魅力が溢れていると私は思ってる。
少し疲れた身体を横たえて彼女の声を聴いていると、身体に力が戻ってくるのが解る。
傷ついた心を抱えて彼女の歌を聴いていると、心を優しく撫でられている様な気持ちになる。
雁字搦めの凝り固まったココロが解きほぐされていくのが感じられる。
そんな力を持った曲たちが、このアルバムには収められている。
そして、同時にリリースされたのが
よしもとかよと やまのしんちゃんズ
「星は降る」
富山在住の音楽仲間とバンドスタイルで作った3曲入りのCD-R。
ここでは、バンドの一員として音楽を楽しむ彼女がいます。
タイトルチューンのゆるやかなグルーヴが、とても気持ちいい。
思い立って入れてみたというコーラスが妙に新鮮で(笑)印象的だなぁ。
ソロもバンドも、かよさんのメロディメイカーとしてのポテンシャルの高さが良く解ります。
ホントに素晴らしいメロディと、それを最大限に生かす声。
そんな、魂を揺さぶる歌声はこちらで聴けます。
そして、お気に召した方は是非こちらで手に入れていただければ。
web shopから注文できます。
きっと、ずっとそばにいてくれる、かけがえのない存在になると信じてます。