しかし、こちらのお寺もただものではない。参道の右側には、珍しい祠があるのだ。はいはい、そこの人。ちゃんと聞いておいたほうがいいですよ。お寺でお手洗いのことを東司というのだが、この東司に厄除けとしてつけられるお守りが不浄除けの烏瑟沙魔(うすさま)大明神なのだ。烏瑟沙摩さんも「ウッチュシュマ」というインドのご出身で名をそのまま漢字にしたお名前。意味は不浄金剛(ふじょうこんごう)、穢跡金剛(えしゃくこんごう)などとなるそうな。この烏瑟沙魔さんは、汚いものを綺麗なものにしてくれるこれまたありがたい方なんだわ。お釈迦様が涅槃に入ろうとしたとき、梵天王がその場に来ないので、お釈迦様のまわりの人々から頼まれて烏瑟沙摩明様が迎えに行き、梵天王が自分の回りを不浄なもので囲んで近寄らせないのを術で不浄物を大地に変え梵天王様をつれてきましたというエピソードをお持ちである。よほど、臭かったんだろうけど、烏瑟沙摩さんのパワーはそれを吹き飛ばしたんだね。しかし、梵天さんも困った人だね。ほんとに。
そこで東光寺さんに戻るが、こちらでは、烏瑟沙摩さんを祀った三畳くらいの祠のお部屋に「おまたぎ」という便器があり、それを跨いでお参りすると「下」の病気にならないということで、身に覚えのある方々は早速お参りすることをお奨めしますよ。
で、本題の毘沙門天さんは、またまたインドから参加のヒンズーの神様でヴァジュラヴァーナとも、クヴェーラとも言われる。ご当地には四天王の多聞天の別名とした方がお分かりになりやすいかもしれないです。守りのプロで財宝を守るという今の警備会社の祖先のようなお方であるのだ。御利益は、開運厄除。でも、インド時代は、夜叉の主領とも言われ暗黒界のボスだったらしい。なんか、映画になりそうな方である。奥さんは美と福徳の神である吉祥天だそうで、うらやましい。
さて、七福神もあとお一人を残すだけとなりました。立会道路を大井町へ向かおう(自動車では一方通行の逆走となるので注意!)
最新の画像もっと見る
最近の「城南地区郷土史資料館」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 暇人日記(2)
- 農業用モノレール・モノラック(5)
- 49sec.movie series(4)
- 新浦澤鐵道奇譚(13)
- カキモノ(7)
- たまには音楽(2)
- 爺でもゲーム!(0)
- Nゲージレイアウト 製作記(0)
- 病気自慢(0)
- 病気自慢の集い(2)
- ほいとぼのブラ街歩き(30)
- 写真・絵日句教室(83)
- 小樽探求アカデミー(35)
- 鉄チャン喫茶室(96)
- 乗り物倶楽部(19)
- ねこブーム(2)
- 路地フェチズム資料室(3)
- こりゃなんだ研究所(50)
- ほいほいニュース(172)
- おもちゃん箱管理室(0)
- 城南地区郷土史資料館(59)
- 源流探求研究室(15)
- 秋葉的考古学研究所(5)
- ディープOKINAWA(27)
- ちょいまじ意見箱(6)
- 箱入り玩具研究所(8)
- B級グルメ相談室(52)
- 目皿コレクション(0)
- お得ものお奨め本部(10)
- ガメ廃人喫茶室(5)
- 珍問答(2)
- iPhone体験教室(27)
- なつかし本棚屋(8)
- たわごと会議室(81)
- とと研(12)
- 3Di研究所(2)
- お好み個展(3)
- ア式ソッカー同好会(156)
- その他(41)
- 衝動買い促進協会(3)
バックナンバー
2014年
2004年
人気記事