この調査内容は、目黒の郷土史家の方々のワークショップという形で研究されたもので、調査は平成12年に行われたものである。これは、最終的に「目黒めぐり塾 消えた線路~軍用線路」としてまとめられている。この一部が目黒区守屋教育会館郷土資料室編集の主要な部分が掲載されていたのである。
八雲図書館にも3冊ほどあったのであるが、あまり、参考になるようなものはないだろうと勝手な先入観でワシは明治、大正の地図から分析をすることを優先していたのである。そして、購入してきたO研究員は家でゆっくり見ようということで中身はほとんど見ていなかったのであるため、二人は図書館でお互いの発見結果を話していたのだ。要点は:
1)明治、大正の地図を見ても山手線の下側に潜っているように記載されている
2)特殊軌道という地図記号ではなく、普通の線路となっていた
3)古老の話として、「線路でトロッコを押し上げていた」という表現があった
とまとめて、さあ、そろそろミーティングかと図書館を出て最中氏に連絡を取ればもう少し遅くしろとのこと。それでは、もう一度図書館で落ちこぼれを探そうと手に取ったのが、あの写真集であった。ぱらぱらとめくっていけば、<コラム 目黒めぐり塾> 消えた線路2 軍用線路跡を歩く というタイトルが
地図、写真、推定の線路縦断面図などあるじゃありませんかぁ??
いままでの線路経路、山手線を潜っていたかどうかなどの謎は解けた。この本を最初に知っていれば、楽だったねと慰め合うが、実は日本初の本格調査を先にやられていた悔しさの方が何十倍も大きかったのである。なので、3時半からの成果ミーティングでは呑みすぎてしまって、夕方に家に帰ってから夜の11時過ぎまで寝ていたのである。
しかし、再度資料に落ち着いて目を通すと目黒区郷土史家の重鎮の方々の調査でも線路経路跡は確認されていたが、相変わらず、レール幅もどんなものが走っていたのかなどの「佇まい」というべき痕跡学的調査ではない部分は不明なままである。
とまだ謎はしっかりと残っているのである。ワシらはあきらめないのである。次回のこのシリーズでは、もう少し実態に近づけるのではないかと思うのである。そして、思いながら午後6時過ぎからの爺サッカー東京都予選に向かうのである。
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