学生のころよく読んだ、赤い背表紙の片岡義男、
ては、また。
何か日本人特有のねっとりとした文章ではなく、カラッとした、そして、はっとして、時にはスピーディーに時にはスローモーションな、感じ。
ぱっとその風景を一文で見せてくれたり、とても面白い。
スローなブギにしてくれから始まって、
長い長い旅をこの本たちと一緒にしてしまった。
やはり、バイクやプレスリー、ビートルズは秀逸。
ハワイ、サーフィンと思えば、街中、首都高を走るバイクから山道を抜けるバイクの描写も。
彼女から学んだこと
5Bの鉛筆で書いた
緑の瞳とズーム・レンズ
ふたとおりの終点
彼らがまだ幸福だった頃
恋愛小説
すでに遥か彼方
君を愛するトースト
花なら紅く
まだまだ沢山あったのになあ…
ては、また。