馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌07.05プロの笑い

金髪にしているプロの
業者でも
床下への入口は見つからない
畳をあげる
五十年前の新聞が布いてある
しゃーないな。
(ほんとは、やりたくないけど。
床をはぐる
長い松板だ
くい込みのいいバールで
目にも止まらない
速技が動いて
釘の頭をひろう
この家は、乾いている。
釘がさびていない
(よかった。
板がはずれる
床下へもぐる
蒸し暑い日だから汗だくだぞ
ヘッドランプ点けて
点検する
奥のほうに
アナグマが残した大量の溜糞がある
写真、撮って。
ここで子を産んで育てた
(今は、いない。
消毒して
オオカミのおしっこ
置いときます、
安心してください。
シロアリが専門ですが‥…
防護服を脱ぐ
汗だくだぞ
マスクをはずす
金髪にしては歳がいっている
プロの笑いが返ってくる


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文学」カテゴリーもっと見る