秋耕は「しゅうこう」と読んで三秋の季語だ。
本来は、稲刈りのあとの田んぼをトラクターで耕すこと。土の風化を早めて来春の作付けに備える。わしの畑での秋耕は、藁や有機肥料(ヤギの糞が大活躍だ)を漉きこみ冬野菜を植えるための土づくりをすることだ。
1カ月まえに耕して2週間前に種を蒔いたイタリアン・ベビー・リーフとルッコラはそろそろ食べごろになってきた。
ニンジンは間引いたものをヤギがよろこんで食べている。
タマネギは先週、従兄夫婦が来て苗を植えた。土づくりは1か月前に石灰、牛糞をまいて耕して黒いビニールシートをかけておいた。わしはビニールシートは好きではないので使わない。草を15㎝くらい生やしてもいいつもりでやっている。高く伸びた草は見苦しいのでビニール刃の電動草刈り機で刈ることにしている。
石灰も有機(牡蠣の殻)がいいとわしは思うのだが、従兄は苦土石灰が好きみたいだ。2週間ほど放置すれば、アルカリ化の効果がてきめん高いからか。
ダイコンも従兄の分担。やりかたもまかせている。
正直いうと、土の酸性・アルカリ性の度合いについて、今一つ分かっていない。ベテラン農夫がやっているのを遠目で見よう見まねでやっているだけ。それに連作障害もよく分かってない。だから失敗が多い。従兄も適当にばらまくのでゴホゴホが止まらない。姿だけはゴッホの種撒く人になっているのだが。
秋耕や苦土石灰でゴッホ撒く
秋なのに今年はタンポポがたくさん咲いた。